ももクロは27日の11時からライブスタート。1曲目「ツヨクツヨク」から始まり、「行くぜ!怪盗少女」「ミライボウル」「オレンジノート」などを披露しファンを沸かせた。最後には石丸電気での思い出をメンバーがそれぞれ一言づつ語った。
かなこ「今日で私はここ石丸電気さんでライブをするのは最後になります。みなさんもそうだと思いますが、私たちも沢山の思い出がここには詰まってます。そんな一人一人思い出をちょっとずつ言っていこうと思います。」
あかり「石丸電気さんでライブをしたのは数えきれないほどだと思うんですよ。なので感想を言ってくださいって言われても、言えないくらいすごい思い出がいっぱい詰まってて。言葉にできないくらい楽しいライブがいっぱいできました。私は忘れません。今日のライブのことも忘れないで4月10日(あかりは4月10日でももいろクローバーを脱退する)に向けて頑張っていきたいと思います。石丸電気さん本当にありがとうございました。」
あーりん「平日学校が終わってからここでライブをしてっていうのが1週間くらい続いたことをよく覚えてます。
しおり「印象に残ってるのは2週年記念ライブです。(客:1周年!)1周年記念!?はい!1周年記念ライブです。ここでももクロはいっぱいライブをしたから7曲連続とかの体力がついたと思うので。本当に思い出深い場所です。」
れに「私は石丸電気さんで紅白出場を決意したのが印象的で、ももパンのツアーの最初もここが最初だったのも印象的で。まだそのころはファンの方も今日みたいにいっぱい入ってなくて、今こうして石丸ファイナルを沢山の方と迎えられて良かったと思います。これからも頑張ります。」
ももか「私はももいろクローバーとしてここから始まりました。2年前くらいに初めてももいろパンチをみんなで踊ったのを今でも覚えてます。今こうやってみなさんと一緒にいられるのが本当に幸せです。石丸電気さんありがとうございました。」
かなこ「れにが言ったように最初はお客さんが後ろのほうまで居なくて空いていたのが、徐々にライブをやらせていただくごとにどんどんお客さんが増えてきて。最後の日には後ろまで満帆に埋まっているのが嬉しいです。
このMCの後に「石丸電気の歌」を歌って、ももクロの石丸イベントは幕を閉じた。石丸で育ったアイドルは多数いるが、こうして最後の卒業生となったももクロには今後ますますの活躍を期待したい。
■震災のチャリティー物販も同時開催
ライブ終了後はチャリティー物販を行い、メンバー自らレジに立ち2枚セット500円の生写真を販売した。売上の218万1500円は寄付機関を通して全額寄付される。ライブ中にも震災についてメンバーから一言づつメッセージが届けられた。
あかり「日本では今、とても大変なことが起きています。そんな中ここでライブができる私たちはとても幸せだと思います。そんな私たちができること、私たちはまだ子供だから出来ることは少ないかもしれない。でも節電や募金、小さなことからみんなと初めて行きたいと思います。ここにきてくれた皆さんも日本が元の笑顔の日本に戻るように小さなことからみんなで協力していきましょう。よろしくお願いします」
あーりん「震災のあと、私には何ができるのかなって考えたときに、すごく無力さを感じたし、被災者の方々のことを思うと、胸が引き裂かれる思いでした。
しおり「今、日本は自然の力に負けています。ももクロは笑顔と歌とダンスを日本に届けます。少しでも早く日本に幸せと笑顔が戻ることを祈って、まずは自分からできることを進んでやっていこうと思っています。」
れに「いきなり大きなことを急に変えるっていうのは私たちには無理だと思うんですけど。でも私たちが一生懸命頑張っていれば誰かの気持ちは絶対に変えられるので、私たちが今こうして、日本に笑顔と元気を与えられるようなパフォーマンスをして、一人でも多くのひとに明日への希望をもって欲しいので頑張ります。」
ももか「私はずっとももクロとして何ができるのかなってずっと考えていて。だから今、こうやってライブができること。ホンの少しの力にしかならないかもしれないけど、こうやって今みなさんに笑顔とパワーを届けられていることが本当に嬉しいです。そしてみなさんからも笑顔とパワーをもらえて元気になりました。この笑顔の連鎖反応を、みんなや私たちの手でどんどん広げて、少しでも多くの人に笑顔になってもらえるように私たちみんなでパワーを捧げたいです」
かなこ「ひとりでやったらすごいちっぽけなことでも、たくさんの人がやったらすごく大きな力になると思います。私はこのたくさんの人の1人になりたいので、身近なことでも少しずつ私たちにできることは頑張っていきたいと思います。みんなが笑顔になれる日がくるまで、これからも一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。」
■ファンの笑顔が眩しかった
この日、集まったお客さんの笑顔が印象的だった。
筆者は今回のライブを見ていて、ももクロが歌い、ファンが応援するという今まではあたりまえだったことを懐かしく感じた。そして、この日常が戻ってきたことが嬉しかった。
4月10日の早見あかり脱退まで残りわずか。イベントは減ってしまったが、残り少ない今のももクロをますます大事に見守っていきたい。そう思えた。
(ノトフ)