弁当箱なんて、本当は職場で洗ってしまった方が効率的だろう。食べ終わった、すぐ後に。しかし、そうもいかない。時間がないし、何度も言うが面倒臭い。
そうなると、心配なのが帰宅後。弁当箱のフタを開けた瞬間、「んっ!!」と息が詰まってしまったらどうしよう。特に、夏場。鼻を摘みたくなるような、イヤな臭いがしないか不安で仕方がない。
そこで、この商品。
なるほど、今の時流に沿った旬なアイテムかもしれない。そんな、この新スプレーを開発したきっかけを同社に伺ってみた。
「当社では2009年に、すき間が多い弁当箱を快適に洗い流せる『お弁当箱用スポンジ』を発売いたしました。この商品は好評を博したのですが、その際に新たな問い合わせをいただいたんです」(同社・担当者)
その「新たな問い合わせ」とは、まさに今回の商品開発のきっかけとなるものだった。
「『自宅に持ち帰った後、洗う時に弁当箱から発せられる異臭を何とか抑えられないか?』という要望が寄せられたんです。“弁当男子”の風潮も受け、『ニーズはある!』と判断し、当社では今回のスプレーの開発を進めました」(同社・担当者)
それにしても不思議だ。どうして臭いを抑えることができるのだろうか?
その秘密は、どうも緑茶エキス(カテキン・フラボノイド)にあるらしい。また、バイオの力(天然バクテリア)を利用することで消臭力の持続力をアップさせている。
「4~5回のプッシュで約8時間の抑制効果があります」(担当者)
それは凄い。是非とも、この目とこの鼻で体験してみたい! ……というわけで、実際に取り寄せて試してみました。
5月某日、珍しく自作のお弁当を職場に持参した私。
ついでに、家でカレーを食べてみた時にも実験を。と言っても、今度はカレーである。あの、押しの強いカレー臭。さすがに消えないだろう。……消えた。
そんな『お弁当箱のニオイを抑えるスプレー CH861』は、東急ハンズやホームセンター等で4月11日より販売されている。メーカー希望小売価格は、580円(税込み)。
株が上がってもよさそうな“弁当男子”なのに、その無意識の臭いで迷惑を周りに与えたとしたら、もう残念すぎるではないか。そういう意味で、エチケットとしても持ってたいです。
(寺西ジャジューカ)