5月も中旬に入り、そろそろ雨の季節到来の予感。梅雨入り前に準備しておきたいレイングッズ、去年の傘が壊れてしまっていた、なんて方は、傘の分解&リメイクにチャレンジしてみてはいかが? 不要となった傘を利用して、こんなにかわいいランチバッグが作れてしまうんです。


準備するのは傘の三角形の布きれ2枚(柄違いがかわいい!)、そして針と糸。布をそれぞれ波縫いで形を整え、縫い合わせて2枚を合体。あっという間におしゃれなお弁当包みに生まれ変わってしまった。普段裁縫なんて一切しない私でも、1時間もしないうちに完成。思ったより簡単で楽しく、リメイク上手になれた気分で、なんだかうれしい。

でも本当はこんなにかわいい不要傘、我が家にはありませんでした。実はこれ、リメイク用のキットを使用して作ったもの。傘を分解して整形した布2枚とタグ用布、そして作り方がセットになって販売されている「CASAキット」。不要になった傘を新しく生まれ変わらせる「CASA PROJECT」から、この4月に発売された商品だ。

「CASAキット」には、一度作っただけで終わらない楽しさがある。そのひとつは、布にうっすらと残る汚れや色あせ。ほとんど気づかない程度だが、よく見ると少し黒ずんでいたり、変色している箇所があったり……。
見ていると、傘としての役目を終えた布きれへの愛着がわいてくる。さらに面白いのが、同封されている「傘分解マニュアル」だ。キットでは布が用意されているが、次はマニュアルを参考に、本当に傘を分解してリメイクにチャレンジしてみてはいかが? 自分で作る楽しさ、そして必要以上にモノを買うことをやめようという、「CASA PROJECT」からのメッセージが伝わってくる。

「CASAキット」(1,050円税込)は現在、オンラインショップ「Project sustainability」にて発売中。5月28日(土)~29日(日)には渋谷パルコPart1前屋外スペースにて、期間限定ショップもオープンするとのこと。キットに入っている布の柄はそれぞれ違うので、このチャンスにお気に入りを見つけてみてはいかが? そしてキットを購入したら、まずはその布きれに刻まれた足跡を感じてみよう。リメイクの楽しさが倍増しますよ。

リメイクは、形を変えて再利用することで、その前の姿やその商品が持つストーリーを引き継いでいくこと。日本で年間1億本以上も捨てられているという傘に、自分の手で新しいストーリーを刻んでみるお手軽リメイク体験。雨の季節を前に、味わってみてはいかがですか?
(池田美砂子)
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