「みなさん、お元気ですか。今年の夏は節電のため例年以上に暑くなりそうです。
体調管理には十分ご注意ください」と挨拶したくなるほど暑さが心配な今日この頃。そんなわけで、手近なもので涼しくなれるアイテムがこれからは重要ではないか。たとえば、iPhone/iPod touchを扇風機にしたら……。

普段は電話、メール、ゲーム、音楽などを楽しむiPhoneとiPod touchを暑い日に限り、扇風機にしてしまうアイテムとは『iPhone用 扇風機 dock fan ~ドックファン~』(JTT販売)だ。これをiPhone/iPod touchのドックコネクタに挿すだけで、プロペラが回りだす。電源は接続先の端末からなので、別途電池などは要らない。ちなみに、iPhone4のバッテリー満タン時で、最大約6時間の連続送風が可能だそうだ。

首の向きを90度変えられる従来の扇風機的な機能のほか、専用のケースが付いていたり、羽根にやわらかいウレタン素材を使用するなど持ち運びや安全性に配慮した製品となっている。
ところで、そもそも同製品を開発したきっかけ、理由は何か。JTTさんに聞いてみた。
「手に持って使える従来のポータブル扇風機は、電池を入れなければ使えないため、どうしてもサイズ、重量ともオーバー気味。意外と持ち運びづらいという欠点があります。
それならと、iPhoneに接続するだけの扇風機を思いつきました」
「結果として、見た目にインパクトがあり、ポータブル扇風機として小さく軽い製品になりました」

なるほど、携帯性を重視したわけ。それ以外でとくにこだわった部分は。
「iPhoneを使っている人の多くはケースに入れて使っているため、扇風機を使用するたびにケースから出すのは面倒です。なので、コネクタ部分を出っ張らせることでケースに入れたままでも接続できるようにしました」
また、iPhoneに接続したときに違和感のないデザインも重視したという。

最後に、実際に試した感じ(風量、涼しさ)はどうか。
「羽のサイズのわりに風量が結構あります。首筋や顔など体の好きな場所をピンポイントで冷やすことができるので、外出先で効率的に涼しめると思います」

さて、この夏、街中や電車の中で携帯プロペラをiPhoneに付けて涼んでいる人はどれくらいるだろうか。ちょっと見たい気がしませんか?
(羽石竜示)
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