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あのバカが赤いズゴックなんかで来るから〈『切断王』鶴岡法斎に聞くpart3〉

あのバカが赤いズゴックなんかで来るから〈『切断王』鶴岡法斎に聞くpart3〉
『切断王』榊原瑞紀(作画)、鶴岡 法斎(原作)/メディアファクトリー<br />日本政府に棄てられた東京。都市だけでなく人々も棄てられ、歌舞伎町には自然と罪人たちが集まるようになっていった。様々な「王」と呼ばれる特殊能力を持つ者が統治し、犯罪組織を取り締まる「歌舞伎町政府」。政府の中でもかなりの実力だった、切断王が殺され、二代目は切断王の一人娘、衣音が就任することになった。東京ではめったに手にはいることがないティーン向け雑誌をドキドキしながら読み、スイーツを食べている姿は戦闘中の切断王としての姿からは想像もできない。同年代の子と接した経験がないのだろうか。むかえに来てくれた迎撃王に対して頬を染めたり、とてもかわいらしい。悪人どもを斬りつけ、返り血を浴びている姿も格好いいが、このふたりの日常だけを追いかけたエピソードも読んでみたいね。
part1part2はコチラ

嘘が元だからね

――21歳のときに、ライターに誘われなかったら今ごろなにをやっていた、とか考えたことはあります?
鶴岡 断言するけど、俺はこういう仕事をしていなかったらかなりダメな人だよ。一歩間違えれば壁を隔ててレイズナに会っていたかもしれない。
――穴のたくさんあいている強化ガラス越しに。
鶴岡 親族じゃないと会えなかったかも……。兼業の人は感心する。ちゃんとお勤めして、社会人と作家活動を続けられている方とか、なんてすごいバランス感覚なんだろう。「フィクションの作品を作ります」って言った時点で何かに背を向けているんだよ。可能性とか選択肢を倍以上失っているんじゃないかな。
――可能性や選択肢は増えていそうな気がするんですけど、違うんですね。
鶴岡 妄想を文章にして、うまいことデコレーションして、なんとか商品として読めるものにしているだけ。デコレーションの過程をしくじったらアウトだもん。
――どうやってデコレーションをしていくんですか?
鶴岡 たとえば、『切断王』なんて7、8年前ぐらい前に付いた嘘が元だからね。
――嘘って?
鶴岡 パチスロ漫画をやっていたときで、原作の仕事が面白くてさ。もっと幅を広げたくて知り合いから編集者を紹介してもらって飲んでいたんだよ。そうしたら急に「なにか温めているアイデアはありますか」って。まさか聞かれるなんて思わなかったから
――普通は聞かれますよね。

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