とは言え中には
「本当に効果があるのか?」
と思わざるをえないものも多い。
そこで今回はドラッグストアに並ぶ気になるグッズを買い漁り、実際に使ってみたのでその一部を紹介したい。
■首に巻くだけ!マジクール
販売元:大作商事
参考価格:750円
水を含ませて首に巻き、その気化熱で長時間冷感が得られるバンド。
濡れタオルを首に巻くのと同じ原理だけど、特殊素材「高分子ポリマー」とやらの吸水力がハンパじゃなく、持続力が段違い。
仕事中に巻いてみた所始業~終業まで、約8時間効果は変わらなかった。
使う前にタオルやハンカチで表面の水分を拭い落とせば、濡れタオルと違って水気が服に沁みたり蒸れたりすることもない。
その特性上効果を感じられるのは首周りだけだけど、扇風機と組み合わせれば、「冷たい!」というより「ひんや~り…」という感じで気持ちいい。
でもこれ、手洗いしか出来ない上に乱暴に洗ったら破れそうだし、
スポーツする時に巻いたら中の素材がハミ出てきたという話も聞いた。
また、説明書には「洗った後は日陰に干して」とあるもののその持続力が仇となりなかなか乾かず、
面倒くさくて乾ききらないうちに風通しの悪いところにしまったら臭ってきてしまった。時間をかけてしっかり乾かそう。
「あの人首に何巻いてるんだろう」という目で見られる心配もある。
ちなみに自分のオフィスで使ってみた所、誰一人として突っ込んでこなかった。
社会の冷たさも感じることが出来たので、そういう意味でもこいつの性能は本物。
繰り返し使えて価格もお手頃なので、
激しく身体を動かさず、あまり見た目を気にしなくて良いシチュエーションでならオススメだ。
■お肌に塗るだけ!:ぷるさらりん北極圏ゲル
販売元:マザーズ
参考価格:600円
塗った所がひんやりするジェル。これは非常に気に入っている。
名前の通り「さらり」とした塗り心地で、衣服がべたつくこともない。
北極程ではないが、かなりの冷感が得られる。
これはお出かけ前のみならず、汗を拭いた後、風呂上り、就寝前などいろんなシチュエーションで塗りまくっている。
ただ、ボトル1本90mlで600円前後と少々割高。
さらにコンパクトなminiサイズも出ているが、miniなどと言わずお徳用サイズの販売が待たれるところ。
それでもとりあえず1本、試してみるにはハードルの高い価格ではないので試してみて損はない。
■バブシャワーかける!バブシャワーとる!:湯上り爽快バブシャワー
販売元:花王
参考価格:600円
お風呂上りに身体に塗り、シャワーで洗い流すと肌が火照るのを抑えてくれるのがこれ。
サラサラした液体にパウダーが含まれていて、メントール成分と相まって湯上りの肌が汗でべたつくのを抑えるという仕組み。
使ってみると湯上り~就寝まで涼しく過ごせ、文字通り「湯上り爽快」。
バブシャワーにはマイルドクール、クール、エクストラクールの3種類があり、
中でも「エクストラクール」タイプが塗りすぎると寒いくらい強力。
1本600円前後で250ml入りと、結構長く使えるのでコストパフォーマンスも悪くはない。
暑くてもお風呂に入ってさっぱりしたい!という人には是非使ってみて欲しい。
■シャツをクールに!:シャツクール
販売元:小林製薬
参考価格:500円
着る前の衣服にかけるスプレー。
直接肌に付ける、北極圏ゲルと比べたら効果はあまり期待できないのでは…と思ったが、
ピーク時の冷却力には北極圏ゲルを上回るものがある。ベタつくことはなく、北極圏ゲルと併用してもいい。
さらに衣服のみならず、寝る前のシーツや履く前の靴の中にスプレーしても効果的だ。
シャツクールにも「ストロングミント」と「マイルドミント」の2種類があるが、
オススメは断然ストロングミント!
減りが早いのが玉にキズで、説明欄にある
衣類全体に、1ヶ所当たり2~3スプレーが目安ですと書いてあったので、毎回3回プッシュしていたら1週間足らずでなくなってしまった。
ボトル1本は税込525円とさほど高いわけでもないが、毎日使うとなると高コスト。
かなり気に入っているのでじゃんじゃん使いたいところだが、それもあってつい控えめにスプレーしてしまう。
とりあえず1本試してみる分には手が出せない価格ではないので、
服や靴やシーツにと、シュシュッと気分でクリアな爽快感を味わってみよう。
以上、色々と販売されているグッズの中からこの4点を厳選してみたが、
自分のライフスタイルに合わせて使えそうなものがあれば是非試してみていただきたい。
涼しくなるまでのこの数ヶ月、少しでも快適に、ハッピーに過ごそう!
(芹沢たすく)