最近、ルームシェアを視野に入れている。理由は、完全に経済的な問題。
一人で住むよりかは、リーズナブルになるだろうから。そして、願わくば楽しい住まいにしたい。毎日が修学旅行みたいな。

そんな“わいわいガヤガヤ”な生活、このシェアハウスだと可能かもしれない。東京都葛飾区にある「生主ハウス」が今、非常に話題になっているのだ。

ここには、極めて特殊なルールがある。
住むからには、必ずしなければいけないことが。
同ハウス、「生放送のネット配信を行うこと」という鉄の掟が定められているのだ。日々を過ごしながら、自身の生活をユーストリームやニコニコ生放送で配信しなければいけない。

それにしても、何ともエッジの効いた……。どうして、こんなシステムのシェアハウスを始めようと思ったのか? 管理人であるamさんにお話を伺った。
「元々、ニコニコ生放送の視聴者として配信者の方と色々話しているうちに、シェアハウスのようなものをやりたいと漠然と考えるようになりました。
というのも、多くの配信者がいくつかの共通した悩みを抱えていることを感じたのです」
その悩みとは、以下の4点。
・近隣騒音
・家族や同居人との都合
・住所等がばれることによるリアルへの悪影響(嫌がらせ、ストーカーなど)
・ハガキなどオフラインメディアを通した視聴者との交流がしにくい
上記の懸念を払拭出来る場所があればと、このようなシェアハウスが思い浮かんだ。よって、ここの住人には「ユーザー生放送/配信がたくさんしたい」という共通点があるとのこと。

では、今はどのような人が生主ハウスで生活している?
「現在は男性4人、女性1人です。近日中には、男性1名が入居しそうな感じです。また『来年、学校を卒業したら入りたい』という人からの問い合わせも来ています」(amさん)
現在の住人の年齢層は、25~32歳。
職業はほとんどが“フリーター”だが(会社員は一人のみ)、数人は「配信業」と名乗り、配信関係で生計を立てられることを目指しているという。

なるほど。みんな、目的意識を持ってこのシェアハウスに住み始めたようだ。
「今まで、入居者5名を含めた計11人からの入居希望がありました。しかし、配信への熱い思いを感じず、ただ安い物件として来るような人はお断りしています」(amさん)

ここまで読んで「私も住んでみたい!」と思った方がいたとしたら、気になることがいくつかあるに違いない。特に気になるのは、「カメラが自身の生活のどこまで踏み込んでくるのか」ではないか?
「映像配信は、生主ハウスとしては室内の定点カメラのみです。
ただ、各配信者が移動し、屋外や生主ハウスの屋上などで配信する場合もあります」(amさん)
また、特別な企画などで大人数が集まる際は、生主ハウスのコミュニティamさんのコミュニティでの配信も行われる。

そして、肝心なのは家賃だ。このシェアハウスに関して言えば、月に35,000~40,000円。
「最低でも、家賃が払えるぐらいの仕事をしていることが入居条件の一つです。つまり、バイトで少し働くレベルでも構わないということです」(amさん)
生主ハウスの定員は6名(部屋構成替えが可能な所があり、最大7名まで可能)で、年齢制限は18歳以上。

「建物内の定点放送は、生主ハウスが存在する限り永続的に行います」(amさん)
どう考えても、他では味わえない毎日が送れるはず。
モチベーションのある方、住んでみますか!?
(寺西ジャジューカ)