『ばかスイーツ』は、スイーツの本である。
とはいえ、頭に「ばか」がついているぐらいなので、ヴィララフレージェみたいなヴとレとジェがいっぱいでてきて舌がくるくる回るこんがらがる名のスイーツは出てこない。

養命酒を買ったはいいが喉がカッとなる感じが苦手で呑んでなくて、じゃあブランデーケーキならぬ養命酒ケーキはどうだろうって作ってみる、とか。
コンビニ、スーパー、デパ地下で買い集めたプリンで、プリンのみで構成された夢のプリンアラモードを作ってみよう、とか。
なぜか、地獄!と思いついて、地獄デコレーションのバレンタインチョコレートを作ってみる、とか。
「チョコレートパフェと言いつつ、チョコレートじゃないものが入ってるではないか」と、チョコレート味だけでそろえたチョコレートパフェを作ってみる、とか。
そういう本だ。

“コーンフレークのかわりにチョコフレークを。
チョコレートムース、チョコ生クリーム、チョコカールと重ねる。時々チョコシロップを投入。
その上に、チョコアイス、チョコ生クリームを入れ、
チョコ味のケーキ2種をのせる。”
さらに、5円チョコとか、ガルボとか板チョコを載せて、
ダークな茶色でコンポジションされた100%チョコレートパフェである!

そもそも、毎日が楽しい「デイリーポータルZ」に、べつやくれいさんが書いたものを、再構成して本にしようっつーことで、「デザート系の記事がけっこうあるので、スイーツ本はどうですかね」「でも、ばかみたいなのしか作ってないじゃないですか」で、「ばかスイーツ」ってことに、という本なのである。