震災以降、水に対する意識が大きく変わっている。
家庭用浄水器などを販売する三菱レイヨン・クリンスイ株式会社がおこなった調査では、「震災後に水に対する意識は変わりましたか?」とうい問いに対し、48.0%の人が「非常に変わった」、41.0%の人が、「少し変わった」と回答。
具体的には、「これまで、水道水は当然安全なものだと考えていたが、今回の地震で飲むことに神経質になった」(50代女性)、「子供がまだ1歳前なので、離乳食などに使う水はやはり気になってしまう」(20代女性)など、水の安全性を不安視する声が寄せられた。
水に対する安心・安全ニーズの高まりを背景に、震災後はペットボトルの水を備蓄する人も増え、ウォーターサーバーなどへの注目も高まっている。浄水器をあらたに導入する人も多く、同社の浄水器販売数も、前年比170%の伸び率を見せているという。
浄水器といえば、以前コネタでも紹介したように雑菌や赤サビを除去する効果があるが、水の味はどう変わるのだろうか。先日おこなわれた同社の発表会で利き水体験に参加してみた。
飲み比べたのは、水道水・ミネラルウォーター・浄水の3種類。目隠しで当てる方式ではなかったせいもあるが、意外なほどに差がクリアでビックリ。雑味が多い水道水、まろやかな口当たりの浄水、少し硬い飲み口のミネラルウォーター。どれも個性がはっきりしている。参加者のなかには、「う~ん、あまり違いは感じないなあ」という人もいたが、「あ、全然ちがう!」なんて驚いている人が多かった。
利き水は家庭でも気軽にできるので、一度試してみる価値アリ。
会場ではこのほかに、水道水とアルカリ水で取った出汁の色や味の違いを体験するコーナーもあり、こちらも差はくっきり。ちなみに、最近よく聞くアルカリ水とは、浄水器でろ過した後、さらに電気分解した水のこと。効率よく色や香りを引き出してくれるので、料理はもちろん、お茶を入れるのにも向いているといわれる。
いうまでもないが、水は人間にとって欠かせないもののひとつ。そもそも人間の体は、ほとんどが水。体内の水分量は年齢によってかわるが、新生児なら体重の75%、子どもは約70%、成人は60~65%、老人でも50~55%を占める。
時代とともに水の選択肢も急増中。自分に一番合った水を見つける利き水、ぜひ一度やってみては?
(古屋江美子)
家庭用浄水器などを販売する三菱レイヨン・クリンスイ株式会社がおこなった調査では、「震災後に水に対する意識は変わりましたか?」とうい問いに対し、48.0%の人が「非常に変わった」、41.0%の人が、「少し変わった」と回答。
実に約9割もの人が、変わったと答えているのだ。
具体的には、「これまで、水道水は当然安全なものだと考えていたが、今回の地震で飲むことに神経質になった」(50代女性)、「子供がまだ1歳前なので、離乳食などに使う水はやはり気になってしまう」(20代女性)など、水の安全性を不安視する声が寄せられた。
水に対する安心・安全ニーズの高まりを背景に、震災後はペットボトルの水を備蓄する人も増え、ウォーターサーバーなどへの注目も高まっている。浄水器をあらたに導入する人も多く、同社の浄水器販売数も、前年比170%の伸び率を見せているという。
浄水器といえば、以前コネタでも紹介したように雑菌や赤サビを除去する効果があるが、水の味はどう変わるのだろうか。先日おこなわれた同社の発表会で利き水体験に参加してみた。
飲み比べたのは、水道水・ミネラルウォーター・浄水の3種類。目隠しで当てる方式ではなかったせいもあるが、意外なほどに差がクリアでビックリ。雑味が多い水道水、まろやかな口当たりの浄水、少し硬い飲み口のミネラルウォーター。どれも個性がはっきりしている。参加者のなかには、「う~ん、あまり違いは感じないなあ」という人もいたが、「あ、全然ちがう!」なんて驚いている人が多かった。
利き水は家庭でも気軽にできるので、一度試してみる価値アリ。
ミネラルウォーターの種類にもよるので一概にはいえないが、あらためてその差に驚く人も多いだろう。ミネラルウォーターの種類を増やせばよりおもしろい結果になりそうだ。
会場ではこのほかに、水道水とアルカリ水で取った出汁の色や味の違いを体験するコーナーもあり、こちらも差はくっきり。ちなみに、最近よく聞くアルカリ水とは、浄水器でろ過した後、さらに電気分解した水のこと。効率よく色や香りを引き出してくれるので、料理はもちろん、お茶を入れるのにも向いているといわれる。
いうまでもないが、水は人間にとって欠かせないもののひとつ。そもそも人間の体は、ほとんどが水。体内の水分量は年齢によってかわるが、新生児なら体重の75%、子どもは約70%、成人は60~65%、老人でも50~55%を占める。
時代とともに水の選択肢も急増中。自分に一番合った水を見つける利き水、ぜひ一度やってみては?
(古屋江美子)
編集部おすすめ