(part1、part2はこちら)
● 「連載をしているような気持ちで書きました」
――『ウル』シリーズを読んで、大人向けのエンターテイメント小説よりも、盛り上がるポイントが非常に多いことに驚きました。クライマックスまで、まるで連作短編のようにたくさんの盛り上がりを積み重ねていく。これも、あさのさんが学んだ児童小説の特徴ですか?
あさの やっぱり子どもたちには、わくわくしながら、飽きずに最後までページをめくって欲しい。私が書いているものは、高いエンターテイメント性が求められるジャンルなので、特に。だから、私としては、(1章ずつ)連載をしているような気持ちで書きました。連載作品って、ラストに引きがあるじゃないですか。そういう感じで、1章1章、テンション高く引きを作って終わらせていけたら良いなって。まあ、あとで読み返してみると、必ずしもうまく引きが作れてるわけじゃないんですけどね(笑)。
――先ほどから、反省コメントが続きますね(笑)。