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私は「残念な人」役で登場しました。 <『日本人の知らない日本語』著者インタビュー 後編>

私は「残念な人」役で登場しました。 <『日本人の知らない日本語』著者インタビュー 後編>
『日本人の知らない日本語』第3巻(蛇蔵&海野凪子 著/メディアファクトリー)<br />日本語学校のカオスな日常を切り取ったコミックエッセイ。<br />日頃は気にとめない「当たり前」のことも、日本語を勉強している外国人の目を通してみると、新しい発見があるかもしれません。(はじめに、より)
大人気コミックエッセイ『日本人の知らない日本語』シリーズ。最新巻である<祝!卒業編>の見どころと今後の展望について、構成&マンガ担当の蛇蔵さんにお聞きしたインタビュー後編です。(前編はこちらから


【金魚のためにファーストクラスを用意する石油王の息子】
─── 蛇蔵さん自身の登場シーンが3巻からすごく増えてますよね。これは意識的に?

蛇蔵 そうなんです。むしろ1巻・2巻では「私」という存在を意識的に排除していました。読者にとって、日本人は一人の方が「日本語教師と外国人生徒」という関係性がハッキリして、内容も理解しやすいだろうと考えたんです。でも、今は凪子先生が十分キャラクターとして定着したと思いますので、今度は「日本語のことを知らない日本人」という役回りもあるだろうと思うようになりました。凪子先生は普段からミスが少ない「しっかり者キャラ」で残念ポイントが作りにくい。だから、凪子先生の代わりに道でこける人間がいてもいいかな……と。つまり、私は「残念な人」役(笑)。あとは単純に、私の友人で面白い人がいたときに、日本語学校というくくりがない方が本の中で紹介しやすくなるという利点もありますね。

─── 3巻に登場する、 “アラブの石油王の息子”のエピソードは強烈でした。

蛇蔵 この人だけであと30ページは描けます(笑)。例えば、母国で飼っていた金魚を国外に連れ出すことにあたって、彼は金魚のためにファーストクラスの席を取り、さらには金魚付きのスチュワーデスを一人雇い、ずっと金魚鉢を抱えさせたらしいですよ。その話を聞いた男友達は揃って「生まれ変わったら金魚になりたい!」って言ってました(笑)。こうした面白い人や出来事が私の周りにもたくさんあるので、もっともっと紹介していきたいですね。

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2012年3月23日のレビュー記事

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