台所のシンク排水カゴ、三角ダストコーナー、そしてザルといった細かい穴がたくさん開いているものって、洗いづらいですよね?
放っておくと、そんなところにこそ汚れが溜まるもの。なんとかこのような事態を打開したいと思う今日この頃だから、そこで今回はとっておきのブラシを使ってみた。


まるで人工芝のように平べったくて草が生えたようなブラシ『PlaTawa』(テラモト)がそれで、一見とてもシンプルなアイテムだ。その草のような尖ったブラシの先で、細かい穴の開いた容器などをキレイに掃除するほか、根菜のドロ落とし、まな板にこびりついた汚れを落とすのにも便利。カラーはグリーン、ブルー、オレンジの3種類で、それぞれ以下のような用途が示されている。

・グリーン「ザル洗い」
・ブルー「シンク排水カゴ洗い」
・オレンジ「根菜泥落とし」
比較的キレイな容器から、食品、かなり汚いものといったように、用途別に使い分けしやすいように色が異なっているのだ。使用していないときには、亀の子タワシのように隅に開いた穴に紐を通すなどして壁に吊るしておくのもいい。ま、タワシとスポンジを足して二で割ったようなアイテムだ。

早速、3種類すべて購入して自宅の台所用として使ってみた。
麺類が好きな筆者としては湯切りにザルをよく使うのだが、ときどき麺が穴にこびりつくことがある。そんなところを同製品でゴシゴシ擦ってみたり、三角コーナーの溝に頑固にこびりついた固形汚れに試した。ついでにまな板にも。

すると、確かに落ちる。スポンジでは届かない細かい部分の汚れがブラシの毛先によって取り除かれるのがよく分かる。
ま、歯ブラシで歯の間に溜まった汚れを落とすみたいな感じで、ボロボロと落ちていく。あと、まな板もスポンジでは落ちなかった垢のような汚れが削り取られるようにキレイに剥がれていき、本来の白い面が出てきた(こんなに汚れていたのか)。

最後に、おろし金。これにスポンジはまったく役に立たなかったわけだが、穴に毛先が見事に嵌っていくおかげで、ひごろ隠れた汚れが洗い落とされていく。結論として、この芝生のようなブラシ、お安い(300円前後)割りに結構役に立つ。また、抗菌剤入りで水切れもいいので、清潔感があっていい。なかなかの優れものという印象だ。

苦手にしている台所の掃除、これからは少し楽になりそうだ。
(羽石竜示)
編集部おすすめ