反対に、屋内はオアシスだ。直接の日差しを浴びることもないし、屋外の状況を考えると扇風機やクーラーは夢のマシン。
さて、外での用事を済ませて自宅に戻ったら何をする? 私はまず、靴下を脱ぐ。夏なんか、特に靴や靴下内のムレムレが半端無い。いち早く、足を心地よい状態に戻してあげたいのです。
ただ、これが職場だったらどうする? 営業から帰ってきたスタッフが「いやぁ、疲れたよ」と、おもむろに靴とソックスを脱ぎだしたら……。スゴい会社だ。
そこで、このアイテムがいいかもしれない。サンコー株式会社が6月12日より発売している『ムレムレノンノン』は、USBにつないで靴の中を冷んやりさせるツール。
使用法は、簡単。靴の中にエアーチューブをプスッと挿し、スイッチをONに。すると、クールな風が内側に送り込まれるという按配だそうです。
USBにつないで操作する扇風機やエアコンは聞いたことがあるが、ここまでピンポイントなUSB冷んやりグッズはなかなか無いのでは? そこで、同社にこの商品の開発のきっかけを伺ってみた。
「昨年の冬、靴の中に暖かい風を送るUSBのヒーターを発売して好評だったんですね。なので『今度は、冷やす方を作ろうと(笑)』(同社・担当者)
ありがとうございます。夏だって、こういうのがあると助かるもの! 梅雨の時期、雨で濡れた靴の中を乾かすのにもいいかもしれない。
でも、実際に冷んやりするのかなぁ。この手の商品って「コンセプトは面白いけど、効き目は正直……」なんてブツがよくあるじゃないですか?
だから、実際に取り寄せてみましたよ! この時期、使いたいタイミングはいくらでもあるんだから。
そんなこんなで、8月某日の午後3時。ひと仕事を終えて帰宅すると、体中は汗でベトベト。顔や腕や首はタオルで拭いてスッキリだけど、問題は足である。ムアッとしてるのが、脱がなくてもわかるなぁ。
これは、出番でしょう! パソコンにつないだ『ムレムレノンノン』を足に装着し、スイッチON! ……あぁ、なるほど。チューブの先から優しい風が送り込まれ、それが足の甲やつま先を直接冷んやりさせてくれる。
あと、もう一つ。チューブを足の裏側に挿したままスイッチをONにし続けていると、靴の中全体が冷んやりしていくのを感じる。内側に冷たい空気が溜まっているのだろう。こうなると爽快感が持続するし、個人的にはこの使用法がオススメです。同商品の本領、文句なしに発揮されてる!
そんな『ムレムレノンノン』は、サンコー(株)の直営店か、同社のウェブサイト「サンコー レアモノショップ」で購入することができます。価格は1,980円(税込み)。
主に営業まわりのサラリーマンに向けて発売されている商品だそうだが、もちろん私が使っても快適でした。まさに、“蒸れ蒸れノンノン”。商品名通りの機能性を、確かに持ち合わせていた!
(寺西ジャジューカ)