連日熱戦が繰り広げられるパラリンピックを観ながら、オリンピックのことを思い出している人もいるのではないでしょうか。今日はロンドン五輪からのこぼれ話。
話を伺ったのは、ロンドンが北京につぐ二度目のオリンピック出場となった陸上グアム代表、デリック・マンデルさん。
「開会式はすごかったです。北京もよかったのですが、厳かで例えるなら『オペラ』という感じでした。それに対してロンドンはとにかく楽しくて『ロックコンサート』って感じでしたね」
――開会式から自分の出場競技まで間のある選手は意外と普通に開会式を楽しんでいるよう。とはいえ一番の目的は競技で好成績をあげること。調整などにも気を遣うでしょうが、その辺りの施設はどうなっていたのでしょう?
「選手村の中に3階建のフィットネスセンターがありました。そこには半重力トレッドミルなど最新マシーンが完備されており、トレーナーも常駐していました」
――でもスポーツ選手の集まりですから混んでしまったのでは?
「いえ、各競技会場にもジムが隣接されており、ほとんどの選手はそちらを使うので意外に混まないんですよ」
――なるほど。では食事はどうだったのでしょう? 一部ではオリンピック会場近辺の食事事情がひどかったと報道されていましたが。
「少なくとも選手村のメインダイニングは素晴らしかったです。イギリス料理、アメリカ料理、地中海料理、インド料理、アジア料理、アフリカ料理、カリブ料理とバラエティーに富んでいて、北京よりも充実していましたね」
「各メニューには内容物や栄養素などが書かれているプレートがついていました。また入り口には栄養相談用のブースもありました」
――さすがアスリート、食事には気を遣うのですね。
「自分の競技が終わるまでは遣いますね。
――食事で一番人気があったのは何だったですか?
「マクドナルドです(笑)。オフィシャルスポンサーとして大食堂にも入っていて、特に第2週以降はいつも混んでいました。ドリームチームのNBA(アメリカのプロバスケットボール)の選手は選手村に泊まっていなかったのですけど、大食堂で見かけるときはいつもマクドナルドに直行していましたね」
――おお、NBAの選手も来るんですね!
「はい、それ以外にもフェルプスのようなスーパースターがその辺で普通にジュースとか飲んでいるので、思わず興奮しちゃいました」
「あと大食堂にいたら突然女王陛下が入って来てびっくりしましたね」
なんと世界のスーパースターアスリートから女王陛下まで! さすがオリンピック、食堂といってもその辺りの社員食堂とはわけが違う!
――最後に気になることを一つ聞かせてください。例の選手村コンドーム、入手しましたか?
「保健センターの建物に取りに行ったんですけど、すでに全部なくなっていました」
――前回と比べると大分多く配布されたようですが……。
「まあ、皆お土産用に取っていきますから、配った数だけなくなりますよ」
――でも実際に使った選手もきっといますよね?
「そりゃ、いたでしょうね。長期に渡って一緒に遠征をしていく選手も多いですからそういうこともありますよ(笑)」
噂の真相を選手の口から確認できてスッキリ。マンデルさん、変な質問にもお答え頂きありがとうございました!
(鶴賀太郎)
話を伺ったのは、ロンドンが北京につぐ二度目のオリンピック出場となった陸上グアム代表、デリック・マンデルさん。
「開会式はすごかったです。北京もよかったのですが、厳かで例えるなら『オペラ』という感じでした。それに対してロンドンはとにかく楽しくて『ロックコンサート』って感じでしたね」
――開会式から自分の出場競技まで間のある選手は意外と普通に開会式を楽しんでいるよう。とはいえ一番の目的は競技で好成績をあげること。調整などにも気を遣うでしょうが、その辺りの施設はどうなっていたのでしょう?
「選手村の中に3階建のフィットネスセンターがありました。そこには半重力トレッドミルなど最新マシーンが完備されており、トレーナーも常駐していました」
――でもスポーツ選手の集まりですから混んでしまったのでは?
「いえ、各競技会場にもジムが隣接されており、ほとんどの選手はそちらを使うので意外に混まないんですよ」
――なるほど。では食事はどうだったのでしょう? 一部ではオリンピック会場近辺の食事事情がひどかったと報道されていましたが。
「少なくとも選手村のメインダイニングは素晴らしかったです。イギリス料理、アメリカ料理、地中海料理、インド料理、アジア料理、アフリカ料理、カリブ料理とバラエティーに富んでいて、北京よりも充実していましたね」
「各メニューには内容物や栄養素などが書かれているプレートがついていました。また入り口には栄養相談用のブースもありました」
――さすがアスリート、食事には気を遣うのですね。
「自分の競技が終わるまでは遣いますね。
でも第二週目に入って終了した競技が増えてくるとアイスクリームも出てきて、みんなパクパク食べてましたよ」
――食事で一番人気があったのは何だったですか?
「マクドナルドです(笑)。オフィシャルスポンサーとして大食堂にも入っていて、特に第2週以降はいつも混んでいました。ドリームチームのNBA(アメリカのプロバスケットボール)の選手は選手村に泊まっていなかったのですけど、大食堂で見かけるときはいつもマクドナルドに直行していましたね」
――おお、NBAの選手も来るんですね!
「はい、それ以外にもフェルプスのようなスーパースターがその辺で普通にジュースとか飲んでいるので、思わず興奮しちゃいました」
「あと大食堂にいたら突然女王陛下が入って来てびっくりしましたね」
なんと世界のスーパースターアスリートから女王陛下まで! さすがオリンピック、食堂といってもその辺りの社員食堂とはわけが違う!
――最後に気になることを一つ聞かせてください。例の選手村コンドーム、入手しましたか?
「保健センターの建物に取りに行ったんですけど、すでに全部なくなっていました」
――前回と比べると大分多く配布されたようですが……。
「まあ、皆お土産用に取っていきますから、配った数だけなくなりますよ」
――でも実際に使った選手もきっといますよね?
「そりゃ、いたでしょうね。長期に渡って一緒に遠征をしていく選手も多いですからそういうこともありますよ(笑)」
噂の真相を選手の口から確認できてスッキリ。マンデルさん、変な質問にもお答え頂きありがとうございました!
(鶴賀太郎)
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