そして、その前日の9月8日。この日は「クーパー靭帯の日」として制定されたそうです!
……というか「クーパー靭帯」とは、なんぞや? これは、皮膚と乳腺組織と大胸筋をつなげている膠原(コラーゲン)線維の束のこと。
バストは「乳腺」「脂肪」と、それらをまとめるようにして支える「結合組織」「クーパー靭帯」からできています。
そしてバストが加齢変化する理由には、以下の理由が挙げられます。
・加齢によるホルモンバランスの変化でバストが柔らかくなること
・バスト自体の重さ
・揺れなどの影響を受けて、バストを支える「クーパー靭帯」に負荷がかかること
バストが快適な美しさを維持するためには、正しくフィットするブラジャーを着用して揺れを抑えることが大事となります。
しかし! 猛暑と騒がれた今年の夏のブラジャー着用実態について同社が調査を行ったところ、ブラジャーをしない(ノーブラ)、もしくはカップ付きキャミソールで済ませるという“ブラジャー省略派”が約4割(38.0%)もいたことが明らかになりました。
また「夏は暑いのでブラジャーを着けたくないと思うことがある」という意見は7割以上(74.4%)にものぼり、夏はブラジャーをおろそかにしがちであることも示唆されております。
ここで、下の2枚の写真をご覧ください。AとCは体に合ったブラジャーを着けた状態、BとDは間違ったブラジャーを着けた状態です。
横から見た状態だと明らかにAの方がバストトップが高く、重心が上に上がっていることがわかります。前から見た状態でもCの方がバストトップが高く、ウエストラインや脇のラインがすっきりと見えています。
ここで、北里大学名誉教授・塩谷信幸先生のコメントを……。
「夏は暑いからという理由で、ブラジャーを着用しない、もしくは簡易的なもので済ませる、という人が多いということが調査結果より明らかになりました。バストには筋肉がなく、クーパー靭帯のみで支えている状態で、外的要因を受けやすい部位と言えますので、極力ブラジャーのようなもので支えた方が良いと考えられます」
体に合ったブラジャーはバストの形をキレイに整えるだけでなく、着け心地もラクで快適。自分の体に本当に合ったブラジャーを見つけるには、プロの採寸を受けることと、必ず試着をして確かめることが大切です。
「クーパー靭帯の日」は、「体に合ったブラジャーの大切さ」を伝える日。9月8日をきっかけにご自身のバストを見つめ直し、正しくフィットするブラジャーを選んでみませんか?
(寺西ジャジューカ)