もはやブームというより、レジャーのひとつとして若者にも定着したアウトドア。登山やキャンプなどがポピュラーだが、そうした活動に「ゴミ拾い」が仲間入りする日も遠くないのかも。


昔はゴミ拾いといえば、町内会の地味な活動というようなイメージが強かったが、最近は夏フェス会場などでもゴミの分別化が進み、楽しみながらゴミ拾いをする若者が増えてきた。

そんなゴミ拾いをアウトドアスポーツととらえ、健康的で楽しくファッショナブルな活動として応援しているのが、遊び心あふれるゴミ袋を提案する「GARBAGE BAG ART WORK」(ガベッジ・バッグ・アート・ワーク/以下GBA)と、コロビアスポーツウェアジャパンのCSR活動「ECOLUMBia」。先ごろ、両社がコラボレーションしたオリジナルゴミ袋のデザインを発表。9月24日(月)から無料配布をスタートした。

デザインはアース柄とアニマル柄の2シリーズで、色やサイズがことなる全6種を用意。以前コネタでも紹介した「ラビット君」など、これまでのGBAのゴミ袋にくらべると、ファッション性が前面に出ている感じ。
GBAの担当者いわく、
「両社からデザイン案をだし、コロンビアの社内投票のよって上位2作を決めました。やはりアウトドアスポーツファッションのメーカーとしてファッショナブルなものが選ばれたと思います。コンセプト的にも“環境を守ろう!”というメッセージが伝わりやすいデザインに票が集まったのではないでしょうか」

今回、新たなゴミ袋の配布にあわせてGBAのサイト内に特設ページ「Let’s ヒロイスト!!」もオープン。ゴミ袋の申し込み専用フォームのほか、参加したゴミ拾い団体の写真もアップ。さらに、そのなかから毎月オシャレなゴミ拾いスタイルをピックアップし、もっともオシャレでクールなゴミ拾い人には「ベストヒロイスト賞」を贈呈。ちなみに、ヒロイスト選定基準は服装・ポーズ・パフォーマンスなどを総合的に判断。
送ってもらった写真を並べてみて、インパクトや好感度で決めたいとのこと。

ゴミ袋の無料配布は、地域のゴミ拾い団体、NPO団体、学校、PTA、環境団体などが対象だが、友人同士など少人数の活動でもOKだそう。
「ゴミ拾いは楽しいもの、ゴミ拾いはクールな野外活動、そういう認識が日本中に広まればいいですね。ぜひ、多くの方にこの活動に参加してほしいです」

ゴミ拾い自体も楽しめて、地域もキレイになるならいうことなし。ベストヒロイスト、あなたも狙ってみませんか。
(古屋江美子)