そして、この自販機も衝撃的です。「和雑貨渋谷丸荒渡辺」(東京都渋谷区)は、店舗の横側に“日本土産自販機”を設置しているらしいのだ。
……と言っても、何を売っているのかよくわかりませんでしょうか? 手ぬぐいだったりかんざしだったり、まさに“日本の土産物”が販売されているみたいなのです。
ぶっちゃけ、私は思ってしまう。何も、自販機で売らなくたっていいじゃない。だって、お店の中で売れば済む話だもの! そんな私の主張に対し、同店の店長・渡辺さんはこう返す。
「ウチでは以前より和雑貨を扱っており、訪れるお客さんの半分が外国人の方なんです。そしてある日、店の横に設置してあるジュース自販機の前で記念撮影をしているお客さんを目撃しました」
日本は治安が良いからなのだろう。私たちはそこら中で自動販売機を目にすることができるが、海外ではそうもいかないらしい。要するに、自販機も日本のカルチャーの一つなのだ。だからこそ“カルチャー的視点”で、もっと突っ込んだ。それが、今回の“日本土産自販機”設置である。
「この自販機は海外からのお客様を想定しているので、商品の表記も英語にしてあります」(渡辺さん)
聞けば納得、なるほどなコンセプトの“日本土産自販機”だが、欲張りにも現在までに2台が設置されている模様。