遊びながら、最低48種の生き物の英単語を覚えらえるゲーム。それが「アニマルビンゴ」。黒色の生き物のシルエットデザインが、真っ白の紙に描かれているカードは、子供がわかりやすい仕上がりになっている。大人でも、遊び心とかわいらしさがシンプルに描かれている絵は、魅力的に感じることだろう。
説明書から遊び方を紹介してみよう。
(1) 通常のビンゴカードと同じです。ビンゴをゲストに配りましょう(ビンゴカードは40枚入っている)。
(2) ビンゴカード中央の「FREE」と書いている木のシルエットは始めに立ち上げてもらいます。
(3) 司会者がプレーカード(48種の生き物が描かれている)を一枚ずつめくり、出た動物のマスをゲストに立ち上げてもらいます。
(4) リーチになったゲストは、大きな声で「アニマル! 」と挙手してもらいましょう。恥ずかしければ、通常通り「リーチ! 」でも構いません。
(5) ビンゴになったゲストは、ビンゴになった動物の鳴きまねをしながら挙手。
(6) ビンゴのゲストに景品を差し上げましょう。
上記で触れられていたように、「アニマルビンゴ」は、動物の鳴きまねをすることが求められる。ハードルが高い! 恥ずかしがりやの性格を克服するのに、また発言をしっかりできるようにも教育できると思われる。
司会者に求められるのは、英単語の正確な発音である。一つずつ辞書で調べることを、英語を教えている筆者としてはお勧めしたいのだが、面倒な方は、説明書の裏を見てみよう。英単語全ての発音がカタカナで書かれている。そしてそれぞれの生き物の情報が、簡潔に記載されている。
「ビンゴ! 」の代わりに動物の鳴きまねをするためには、英語でどう生き物が鳴くのかを知りたい。残念ながら、説明書には鳴き声の英単語は書かれていないので、辞書で調べてみよう。するとゲームはかなり本格的な遊び、英語教育になっていく。
「子供と一緒に遊べる知育ツールとしても活用いただけます」とセメント社の担当者。
昨年度から小学校5、6年生で英語が必修化したところであるが、文部科学省は小学校低学年から英語を必修にすることを検討しているらしい。低学年から英語に触れることに関する賛否は別として、テレビゲームやゲーム機器ではなくて、紙で遊ぶことに密かな喜びをみいだしてしまうだろう。
(W.Season/ Studio woofoo)