固定電話のあの大きさって、意外と使い勝手良くないですか?
オフィス内で着信があると、当然受話器を取りますよね。「ハイ、ハイ、なるほど」とか言いながら、ツラツラとメモ書きを。
その情報を、しっかりと記録している最中です。
その時、受話器はどういう状態です? もしかして、耳と肩で挟んでいることって多くないですか?
これ、iPhoneとかスマホだとやりづらいんですよ。いや、できないことはない。でも、やりにくい。

そこで、このアイテムを見てみよう。株式会社エバーグリーンが4月23日より発売している『アルミ製スタンド付き受話器型ヘッドセット』は、iPhoneやスマホが家庭用固定電話機のように使える新ツール。
商品内容は受話器・スタンド・コードの3つで構成されており、これを手持ちのiPhoneやスマホと接続して使うわけです。
「私はオフィスのデスクでスマホを取ることが多いのですが、いつもメモをとったりマシンを操作しながらが辛かったです。これさえあれば、“いつでもかけてきてください状態”で待機できます。もちろん街中で使っていただき、注目を浴びるのも素敵です!」(同社・担当者)
街中で使うのは勇気が要ると思うのだが、オフィスならば確実に重宝するはず! 持ち運びには便利だったはずのその小ささに、難儀を感じた方も多いのではないでしょうか? その辺り、しっかり解消してくれるみたいです。

というわけで、実際に私も取り寄せてみましたよ。さて、箱から取り出してみると……。
おぉ、まさに子機! しかし、アレだ。電話番号を押すボタンが無い。
でも、大丈夫。中央部にiPhoneを立て掛けるスペースがあるから、そこにスチャッと設置すればOK。滑り止めの粘着パッドがあるので、ズレることはなさそうです。そして受話器から出ているミニプラグを、iPhoneのヘッドホンジャックに接続。

ではまずは、iPhoneの方に電話してみたいと思います! ……おっ、かかってきた。当然、「ハイ、もしもし」と受話器を取りますよね。するとこの「ハイ、もしもし」の声が、かけた側の受話器から確実に聴こえてきました。
ややこしいでしょうか? 要するに、この受話器ヘッドセットを通した私の肉声は、相手方にちゃんと聴こえているということです!

では、例によって受話器を肩に挟みます。そんで、メモ書きを一つ。……うん、楽です。
スマホだと、思いっきり、存分に、首を傾げないといけないじゃないですか。それが、不要。家庭用固定電話とほぼ同じ大きさなのでナチュラルに受話器を挟み込めるし、いい具合に受話器の話し口が口元前にやって来る。これなら、話しながらウェブで調べ物とか、思いのままだな。ちなみに通話・終話は、iPhoneではなく受話器本体にあるボタン一つで操作できるようです。
「見た目は面白いですが、実際にご使用いただくと便利さにビックリしていただけます」(担当者)
いやマジだな、これは……。ビックリでした!

ところでこのアイテム、どのiPhoneやスマホにも対応するんでしょうか?
「基本、します。私のギャラクシーは大きすぎるため、イヤホンジャックに挿したままでは上がつかえそうになりました。で、横向きに置いてみました」(担当者)
何にせよ、どんなスマホでも大丈夫そうですよ。

そんなこの受話器(?)は、同社の直営通販サイト「上海問屋」にて販売中。価格は3,999円(税込み)です。

もしかして、時代に逆行しているアイテムなのか? いや、やはり技術を駆使した新ツールでしょう。

(寺西ジャジューカ)
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