冷や飯を使えばよいだの、おたまの底で叩いてほぐすだの、チャーハンを作るコツはあれこれ聞くが、やはり一番重要なのは火加減。強火で一気に炒めなければ、水分が飛ばず、パラパラになりにくい。だが中華料理屋ならいざしらず、一般家庭の火力には限界がある。
ちなみに私自身もチャーハンは苦手。プロのチャーハンと比べるまでもなく、油ギトギトになりがちな私のチャーハンは家族にも不評。中華料理屋では必ずチャーハンを頼む夫や娘も、私にリクエストしてきたことは一度もない(泣)。
だが、そんな問題を解決してくれる方法があるという。カリフォルニア産の「カルローズ」というお米を使えば、家庭でも簡単にプロ並みのチャーハンが作れるらしいのだ。
先日、知人の編集者からそんな話を聞き、さっそく近所にある世界各国の珍しい食材を売っている店「カルディ」で買って料理してみることに。見た目は日本のお米より少し長くて大きいが、タイ米ほど細長くはない。炊飯器で普通に炊いてOKで、水はいつもより少なめ、早炊きモードがあれば利用するとよいそうだ。
炊きあがったところで、まずはそのまま食べてみると、さっぱり軽い食感にビックリ!! 決してパサついているわけではなく、控えめながら粘りもあり、旨味もしっかり。アルデンテともいえる適度な歯ごたえがたまらない。これはチャーハンもうまくいきそうな予感~。