「マスゴミ」の作者で、漫画家の鈴木みそインタビュー後編です。(前編はこちら)

子どもの頃から教育テレビが大好きだった

───でも、売り方も含めておもしろがれる漫画家さんって、珍しいですよね。

みそ 子どもの頃から教育テレビ(現在はEテレ)が好きな、変わった子だったんです。「はたらくおじさん」とか、大好きでした。ほおっておいたら、朝から晩まで教育テレビを見ているので、親が呆れたくらいで。そういった影響はあるでしょうね。

───みそさんが得意とされているような「業界ルポ漫画」は、漫画全体から見ると少数派ですが、社会全体が過渡期にある中で、改めて注目されている気がします。

みそ 不景気になるとハウツー物が強いですしね。逆にエンタテインメントはがくーんと減ります。電子書籍でもヒットするのはハウツー物で、ストーリー漫画を売るのはすごく大変。

───一方でスティーブ・ジョブズの伝記漫画なども出ています。

みそ そういう意味ではハイブリッドなんですよね。ちょっと話は変わるかもしれませんが、実はいま、講演の仕事がすごく増えているんですよ。毎月1回は学校や電子書籍のイベントなどで講演をしています。それで、時には漫画のネタにもさせてもらっています。

───「限界集落温泉」の中にも、大事なのはハードウェアではなくて、ソフトウェアなんだという指摘がありました。ハードのスペックが上がることよりも、そこでどんなワクワクできる祭りが共有できるかなんだと。

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「2013年、個人で最も電子書籍を売った漫画家。鈴木みそに聞く2」の画像1 「2013年、個人で最も電子書籍を売った漫画家。鈴木みそに聞く2」の画像2 「2013年、個人で最も電子書籍を売った漫画家。鈴木みそに聞く2」の画像3