この秋、「ガリガリ君 クレアおばさんのシチュー味」が発売され、話題になっていた。
昨年は「コーンポタージュ味」が発売されて話題になったし、近年はなぜか「冒険」の味ばかり出している気がする。
コネタでも2005年の「ガリガリ君は徐々にソフト路線になっている」の記事以来、しばしばガリガリ君ネタを取り上げてきたが、かつては「ガリガリ君=ソーダ味」のイメージが圧倒的に強く、オーソドックスな味ばかりだった気がするのに、なぜ10年間でこうもヤンチャなアイスを出すようになったのか。
赤城乳業のマーケティング部に聞いた。
「弊社は『あそびましょ』を企業スローガンに、30年ほど前から『ラーメンアイス』『イクラ丼アイス』など、楽しいアイスを発売してきました。しかし、最近はガリガリ君もメジャーになり、お客さまから『最近は手堅いですね』『冒険していないですね』などのご意見もいただくようになったので、『チャレンジ精神を取り戻そう!!』と冒険的な味を開発することになりました」
さまざまな味は、毎回どのように決まるのかというと……。
「ガリガリ君のプロジェクトチームにて、アイデアを出し合い、味を決めています。その後、経営会議にて最終決定します」
「ガリガリ君プロジェクトチーム」とは、全社横断型で、開発部、技術部、品質保証部、購買部、営業部より担当者を集め、結成しているもので、様々な立場から商品にかかわる人が集まることで、発想の幅が広がるのだそうだ。
この10年間で出たガリガリ君の種類は以下の通り。
●2004年 りんご
●2005年 ゆず、マスカット、ピーチクーラー、Wみかん
●2006年 レモン、青りんご、白桃、グレープ、マンゴー、いちご、あま~いみかん、リッチミルクミルク
●2007年 ふじりんご、ピンクグレープフルーツ、ヨーグルト味、マンゴー、巨峰、白桃
リッチチョコチョコ、リッチミルクミルク、リッチ紅白いちごミルク
●2008年 ふじりんご、ゴールデンパイン、梨、ぶどう、ホワイトサワー、リッチバニラバニラ、リッチチョコチョコ、リッチプリンプリン、リッチ白銀ミルク
●2009年 南国パイン、マスカットオブアレキサンドリア、赤ぶどう、アップルとマンゴー、リッチ杏仁マンゴー、リッチロイヤルミルクティー味、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチミルクキャラメル味、リッチいちごミルク味チョコチップ
●2010年 ホワイトヨーグルト味、白桃、レモンスカッシュ、梨、はじけるぶどう、オレンジ、リッチチョコバナナ、リッチコーヒーゼリーミルク味、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチプリンプリン、リッチミルクミルク練乳入り
●2011年 はちみつレモン、いちごサワー、レモンスカッシュ、梨、赤ぶどう&白ぶどう
リッチバニラバニラチョコクッキー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチサンキューベリーマッチャ、リッチ夕張メロンミルク味チョコチップ
●2012年 いちごサワー、レモンスカッシュ、ぶどうサワー、白いサワー、リッチチョコバニラチョコクッキー、リッチカフェオレ&ゼリー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチコーンポタージュ、リッチプリンプリン、
リッチあずき大福
●2013年 みかんサワー、はちみつレモンスカッシュ、キウイ、梨、ゆず、ぶどうサワー
リッチいちごオレ&ゼリー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチクレアおばさんのシチュー味
ちなみに、10年間の中で最も人気だったものは「梨」で、不人気だったものはこの10年間ではないが、2001年も発売した「グレープミント」「シトラスミント」。また、賛否両論あったのは、「リッチコーンポタージュ」「リッチクレアおばさんのシチュー味」で、多くの意見があったと言う。
それにしても、「コーンポタージュ味」「クリームシチュー味」などによって、「ガリガリ君、どこにいっちゃうの?」と思ったが、もともと「ラーメンアイス」「イクラ丼アイス」まで作っていた会社だと考えると、ガリガリ君の「冒険」はまだまだ始まったばかりなのかも。
(田幸和歌子)
昨年は「コーンポタージュ味」が発売されて話題になったし、近年はなぜか「冒険」の味ばかり出している気がする。
コネタでも2005年の「ガリガリ君は徐々にソフト路線になっている」の記事以来、しばしばガリガリ君ネタを取り上げてきたが、かつては「ガリガリ君=ソーダ味」のイメージが圧倒的に強く、オーソドックスな味ばかりだった気がするのに、なぜ10年間でこうもヤンチャなアイスを出すようになったのか。
赤城乳業のマーケティング部に聞いた。
「弊社は『あそびましょ』を企業スローガンに、30年ほど前から『ラーメンアイス』『イクラ丼アイス』など、楽しいアイスを発売してきました。しかし、最近はガリガリ君もメジャーになり、お客さまから『最近は手堅いですね』『冒険していないですね』などのご意見もいただくようになったので、『チャレンジ精神を取り戻そう!!』と冒険的な味を開発することになりました」
さまざまな味は、毎回どのように決まるのかというと……。
「ガリガリ君のプロジェクトチームにて、アイデアを出し合い、味を決めています。その後、経営会議にて最終決定します」
「ガリガリ君プロジェクトチーム」とは、全社横断型で、開発部、技術部、品質保証部、購買部、営業部より担当者を集め、結成しているもので、様々な立場から商品にかかわる人が集まることで、発想の幅が広がるのだそうだ。
この10年間で出たガリガリ君の種類は以下の通り。
●2004年 りんご
●2005年 ゆず、マスカット、ピーチクーラー、Wみかん
●2006年 レモン、青りんご、白桃、グレープ、マンゴー、いちご、あま~いみかん、リッチミルクミルク
●2007年 ふじりんご、ピンクグレープフルーツ、ヨーグルト味、マンゴー、巨峰、白桃
リッチチョコチョコ、リッチミルクミルク、リッチ紅白いちごミルク
●2008年 ふじりんご、ゴールデンパイン、梨、ぶどう、ホワイトサワー、リッチバニラバニラ、リッチチョコチョコ、リッチプリンプリン、リッチ白銀ミルク
●2009年 南国パイン、マスカットオブアレキサンドリア、赤ぶどう、アップルとマンゴー、リッチ杏仁マンゴー、リッチロイヤルミルクティー味、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチミルクキャラメル味、リッチいちごミルク味チョコチップ
●2010年 ホワイトヨーグルト味、白桃、レモンスカッシュ、梨、はじけるぶどう、オレンジ、リッチチョコバナナ、リッチコーヒーゼリーミルク味、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチプリンプリン、リッチミルクミルク練乳入り
●2011年 はちみつレモン、いちごサワー、レモンスカッシュ、梨、赤ぶどう&白ぶどう
リッチバニラバニラチョコクッキー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチサンキューベリーマッチャ、リッチ夕張メロンミルク味チョコチップ
●2012年 いちごサワー、レモンスカッシュ、ぶどうサワー、白いサワー、リッチチョコバニラチョコクッキー、リッチカフェオレ&ゼリー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチコーンポタージュ、リッチプリンプリン、
リッチあずき大福
●2013年 みかんサワー、はちみつレモンスカッシュ、キウイ、梨、ゆず、ぶどうサワー
リッチいちごオレ&ゼリー、リッチチョコチョコチョコチップ、リッチクレアおばさんのシチュー味
ちなみに、10年間の中で最も人気だったものは「梨」で、不人気だったものはこの10年間ではないが、2001年も発売した「グレープミント」「シトラスミント」。また、賛否両論あったのは、「リッチコーンポタージュ」「リッチクレアおばさんのシチュー味」で、多くの意見があったと言う。
それにしても、「コーンポタージュ味」「クリームシチュー味」などによって、「ガリガリ君、どこにいっちゃうの?」と思ったが、もともと「ラーメンアイス」「イクラ丼アイス」まで作っていた会社だと考えると、ガリガリ君の「冒険」はまだまだ始まったばかりなのかも。
(田幸和歌子)
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