タカラトミーアーツ、抜錨します!
5年ほどホビー市場向けアイテムの本格的な導入を休止していた玩具メーカー・タカラトミーアーツが帰ってくる。新ブランドで展開されるシリ─ズは「ミクロマンアーツ」
日本の可動フィギュアの元祖「ミクロマン」シリーズ(今年で生誕40周年)の精神を受け継ぐ名前だ。どれも全高約10センチで、カプセルの中に入っている。もちろん可動もばっちり。
発売が正式に発表されているのは大人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」から正規空母赤城と正規空母加賀、アニメ「ラブライブ!」μ'sの9人、同じくアニメ「GO!GO!575」から正岡小豆と小林抹茶

タカラトミーアーツで行われた撮影会にエキレビ取材班も参戦。「赤城さんこっちにもくださいー!」「『ラブライブ!』全員揃いますか?」などなどの声が行き交う撮影現場にドギマギしつつ撮る。


ミクロマン「艦これ」のこだわり。正規空母赤城は何をはいているのか

ミクロマン「艦これ」のこだわり。正規空母赤城は何をはいているのか

ミクロマン「艦これ」のこだわり。正規空母赤城は何をはいているのか

「ミクロマンアーツ 艦隊これくしょん~艦これ~正規空母赤城」
(c)TOMY (c)2014 DMM.com / KADOKAWA GAMES All Rights Reserved.

赤城さん、小さいのに作り込まれている! 赤城や加賀は戦艦のように大きな艤装(運航に必要な設備)がないぶん、タスキや飛行看板、弓矢やコテや靴(下駄?)など、細かな装備品が多い。それを完全再現しているうえに、付属のスタンドを使って自立できる。すごいこだわりと技術だ。
開発について、タカラトミーアーツで開発に携わる依田さんと岡さんに聞いてみた。

──「艦これ」のフィギュアですが、第一弾が赤城や加賀なのはなぜでしょうか。
依田「まずは艦これの『顔』である正規空母から出したかったんです」

──フィギュアのこだわりはどこでしょう?
依田「関節です。
外から関節がキレイに表現できて、なおかつきちんと可動するようにこだわっています」
「関節のボールの素材も、動けてかつ重みを支えるものを選んでます」
依田「ちなみに、PVCのやわらかさもパーツごとに違うんですよ」

──ほんとだ、スカートが柔らかい! 装備品など細かいところがとにかくすごいですが、開発はどのように行われたんですか?

依田「艦これ運営/開発チームに確認してもらいながら。ゲームは一枚絵なので、見えていない部分が多い。立体は細部がはっきりわからないと作れないので、設定をいただきました」

──具体的にどのようなやりとりをされたんでしょう。

「運営/開発チームは『ミクロマン』のファンで、こちらから企画を持っていったときにすごく喜んでくれたんです。原型ができたときも、持っていったら動かして遊んでくれて(笑)。『ミクロマンらしさ』と『艦これらしさ』が両立するフィギュアを目指しました」

きちんとした監修があっての再現率。
ここで気になるのが、ゲームでは絶対に見ることができない赤城さんや加賀さんの下着……。「電撃ホビーマガジン」2月号のインタビューによると、二人の下着は「ふんどし」という噂。
こっそり赤城さんをひっくり返してみる。……! た、たしかにこれはパンツじゃない! 布の形がふんどしっぽい!

──赤城さんの下着ですが、これはふんどしなんでしょうかっ?
「そういう設定資料はいただきました! ただ、本当にふんどしを履いているかどうかは……」

「ふんどし型パンツ」ということにしておこう。

ミクロマン「艦これ」のこだわり。正規空母赤城は何をはいているのか

「ミクロマンアーツ ラブライブ!」
(c)TOMY (c)2013 プロジェクトラブライブ!

ミクロマン「艦これ」のこだわり。正規空母赤城は何をはいているのか

「ミクロマンアーツ project 575」
(c)TOMY (c)SEGA/GO! GO! 575製作委員会

「ここは譲れません!」という気概でこだわりを追究するタカラトミーアーツ。2月9日のワンフェスでは今回発表した以外のものも出すとのこと(「艦これ」も駆逐艦などが出される)。
また、「SRDX Plus」「ビデオゲームロボティクス」などのシリーズも展開される。いいですね、気分が高揚します。
(青柳美帆子)

※画像は監修中・開発中の為、実際の商品とは異なる場合がございます。