実はこれ、“ホップの魔術師”ともいわれる、イギリス・スコットランド生まれのマイクロブルワリー「ブリュードッグ」の看板商品だ。3月1日には東京・六本木にアジア初のオフィシャルバー「BrewDog Roppongi(ブリュードッグ六本木)」もオープン。同店では「パンクIPA」をいつでも樽生で楽しめると聞き、早速飲みに行ってきた!
淡色のゴールドが美しい「パンクIPA」。まずは香りの強さに驚いた。柑橘系の爽やかな香りが、スーッと鼻を突きぬける。お酒が弱い人なら、この香りだけで酔えるかも!? 飲み口は香り同様、パイナップルやグレープフルーツのようにフルーティ。それでいて後味にはIPAらしい苦みの余韻がしっかり残る。爽やかで軽く、グビグビ飲めるテイストだ。
ちなみにIPAとは、「インディア・ペールエール」の略。イギリスではかつて植民地時代のインドへ運ぶためにホップを大量に加えたビールを作っていたことに端を発するビールのスタイルで、強い苦みが持ち味だ。ただ、もともとホップを大量に使うのがIPAの特徴とはいえ、さすがに40倍は桁違い。「パンクIPA」では、ホップに最近人気のネルソン・ソーヴィンホップを使用。完成直前にも大量のホップを投入する「ドライホッピング」製法により、強い香りが生まれている。