一通りポーズを習ったら、いよいよ瞑想だ。ところで、瞑想はなぜ必要なのか?
「私たちの頭は、優秀なので忙しいんです。体は今ここにいるんだけど、頭はここ以外のところにも意識をもっていけるんですね。瞑想によって頭をクリアにして、今をよりよく生きようというのが瞑想の目的です」
具体的には?
「一番手っ取り早いのが、体の感覚にフォーカスするということ。痛いとか、気持ちいいなと感じると、今の体にいられます。とくに、努力しなくてもできるのが呼吸。呼吸を使いながら体のかたちをとれば、より伸びも深まりますし、何より心が体に戻ってきて穏やかになるといわれています」
ヨガをしている人にはおなじみかと思うが、今回教えてもらった「片鼻呼吸法」を紹介しておこう。鼻を親指と薬指でつまみ、交互に指で押さえながら、“右から息をすって左からはく”、“左からすって右からはく”……と繰り返すもので、心を穏やかにしてくれるという。また、“右から息をすって左からはく”だけ”を繰り返すと、頭の働きがよくなり、逆に、“左からすって右からはく”だけを繰り返すと頭が静かになる。前者はぼーっとして集中できないとき、後者は眠れないときなどにオススメだ。
約40分のメディテーションヨガ体験のあとは何だか身も心もすっきり。日頃、自分の頭の中が日々いかにせわしなく動いているか、よくわかった。ちなみにウェスティンホテル&リゾートでは、今回のキャンペーンに際し、世界有数のメディテーションコンサルタントであるアンディ・プディコム氏が率いるヘッドスペース社とパートナーシップ契約を締結。オリジナルのメディテーションプログラムをWestin.comの専用サイトで提供するそうだ。
取材のつもりがすっかりリラックスしてしまったメディテーションヨガ初体験。同ホテルのコンセプトの1つ、“Feel Well”も存分に感じることができたし、とにかく頭が晴れやか。メディーテーションヨガ、今後も定期的にやりたいなあ。
(古屋江美子)