「人は見た目が9割」なる言葉があるが、納得できてしまうのが悔しい。やっぱり人は、見た目が重要だ!
ならば、できる限り磨きをかけていくべき。
ここで考えました。一体、体のどの部位を特に気にかければ良いのか?

というわけで、このデータを参考にしたい。ユニリーバ・ジャパンは、20~50代の男女800人(各400人)を対象に、「男性の見た目についての調査」を実施してくれています。

まずは、一番聞きたいことから。「男性の見た目のかっこよさは、どんな要素で決まると思いますか?」
結果、男性からは46.5%しか挙がらなかった「清潔感のある健康な髪」が、女性からは最も多くの票(73.3%)を集めた模様。男は気付いてないケースが多いものの、見た目のかっこよさに“健康的な髪”は重要な要素でした。

次いで、「活力を感じさせる表情」(女性72.5%、男性63.3%)、「姿勢や歩き方などの身のこなし」(女性69.5%、男性54.0%)といった、自分自身の気遣いや努力で改善できる要素に支持が集中。その一方、「整った目鼻立ち」(女性22.8%、男性27.3%)、や「均整のとれた身体」(女性34.0%、男性35.5%)といった、生まれ持っての“見た目のかっこよさ”は意外にもあまり重要視されていないこともわかっています。

ここからは、エグく迫っていきますよ? 職場に男性社員がいる女性332人を対象に投げ掛けられたのは「自分の会社の男性社員に“見た目点数”をつけるなら、平均何点だと思いますか?」というクエスチョン。果たして浮かび上がったのは「56.5点」(平均値)という、正直あまり高くない数値であります。
心、痛むな……。と思いきや、女性陣からの本音は止まらない。
「もっと男性社員は見た目を気にするべき」と回答した人は83.1%にも上っており、多くの女性が“見た目に無頓着な男性社員”に不満を感じていることも判明。
また、女性400人に「男性の見た目やかっこよさは、ある程度本人の努力や気遣いで変えられると思いますか?」と聞いたところ、ほとんどの人(91.4%)が「そう思う」と回答。本人の努力や気遣い次第で手に入れられるのが、“男の美しさ”でしたか……!

話は変わって、同性の目から世の男性を見てみましょう。若手社長、スポーツ選手、文化人などなど、見た目が重視されない職業の方々でも身だしなみやファッションに気を遣っているケースが増えていますよね。
そこで、今度は「見た目がかっこいい男性の方が、社会的に成功をつかみやすいと思いますか?」という設問を。ここでは、全体の66.0%が「そう思う」と回答しています。

さらに「社会的に成功していて周囲の尊敬を集めるような男性は、見た目もかっこいいことが多いと思いますか?」と質問すると、80.9%の人が「そう思う」と回答。
ここで、男性陣に限定して問うてみたい。「もっと自分の見た目を磨けば、チャンスが広がるかもしれないと思いますか?」。……そうですか。69.8%の男性が「そう思う」と回答したようです。
“見た目のかっこよさ”は、社会的な成功につながる一つの強みと言えるのかもしれません。


では、ここからは男性を対象として掘り下げていこうと思います。男性400人に限定して「自分の見た目が平均以上だと思うか、平均以下だと思うか」で、自己評価していただきました。この分類を踏まえ、「見た目がその人の人生にどのような影響を与えているか」の調査を決行です!
まず、「今まで告白された人数は何人ですか?」という設問から。「見た目が平均以上」を自認する人の平均値は「6.1人」で、「見た目が平均以下」と自認する人の平均値は「2.9人」。なるほど、倍以上の差がありましたか……。
恋愛面だけでなく、年収についても探りを入れます。
男性400人の年収の平均額を標準とし、判断。結果、“平均以上の見た目”の年収は平均額よりも59.1万円高く、“平均以下の見た目”の年収は平均額より62.8万円低い、という現状が露わとなりました……。
最後に、「あなたの人生の満足度は何点ですか?」という設問ではどうなのか。結果、“平均以上の見た目”の自己採点は「62.4点」で、“平均以下の見た目”の自己採点は「54.9点」。総じて「見た目がいい」と自認する人の方が、“人生の満足度”も高いこともわかっています。

何度も言いますが「人は見た目が9割」なる言葉を、私は否定できません。
そして今回、「“見た目”は努力や気遣いで変えられる」ということも理解しました。
ならば、手を打つのも一考か? 見た目ケアをしっかりし、満足度の高い人生を目指してみるのも良いかもしれませんね。
(寺西ジャジューカ)