「髪は女の命」と良く言われるが、それは男性にも言えることではないだろうか。
たいていの男性は、髪の毛は大切にしたいと考えているはず。
毛先を遊ばせてみたり、ツーブロックで今風モテ髪を目指したり。そんな風に、いつまでもヘアスタイルを楽しんで生きていきたいと思うものだ。

ちなみに、私の祖父も父も頭髪は思いきり「ツルピカ」。「頭髪は遺伝する」と、何度か子どもの頃から聞かされてきたこともあり、私もいつか髪の毛が薄くなっていくのではないか、という危機感は持っていた。

なので、自分なりに若い頃から気をつけるようにはしてきたのである。大学生の頃からは、整髪料もなるべく控えるようにしてきた。
社会人になってからは、ちょっといいシャンプーを使うようにもしてきた。30歳になったあたりからは、シャンプー後に薬用トニックをシューッと吹きかけ、ヘアブラシでトントンとマッサージなんかもしてきた。

これだけ入念なケアをしているのだから、さすがにしばらくは安泰だろう! そう考えていた。ところが―――
先日、妻からこんな言葉を掛けられた。「あなたもアラフォーなんだから、もう不規則な生活は正した方がいいよ。体のためにも、髪の毛のためにも」。

夫を案じてくれる妻。なんともありがたい、と思った。だが……え? 髪の毛? 鏡の前に立ち、じっくりと自分の顔を眺めてみる。ぬう、たしかに。おでこの生え際が、薄くなった気がする。頭のてっぺんも、なんだか髪の毛が減った気がするじゃないか。


薄毛を指摘してくれる人は、考えてみるとあまりいない。妻からの指摘は、ありがたいものだった。しかし、改めて薄毛を指摘されて「これまでやってきたヘアケアでは足りないのだろうか……」そう思っていたある時、あるCMが目に止まった。それは、「AGA」に関するCMだった。「AGAなら、お医者さんに相談」みたいな内容だ。AGAって、要は薄毛だの抜け毛だののことだろう、くらいのことは私も知っていた。
じゃあ、私もAGAってこと?

調べてみると、AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、「男性型脱毛症」のことらしい。ってことは、やはり私もAGAじゃないのか。つまり「お医者さんに相談」した方がいいんじゃないか。

そんなわけで、早速ネットでいろいろと検索。「常に患者さん目線」で「患者満足度No.1のAGAクリニックを目指している」といった記載に惹かれ、「銀座総合美容クリニック」というクリニックを予約。

私にとって薄毛や抜け毛は、コンプレックスといえるものだった。
本当は若い頃からもっと整髪料をガンガン使ってカッコつけたかった。稼ぎも少ない20代の時分に、いいシャンプーに使うお金があるなら、オシャレな服や友人たちとの遊びなどに使いたかった。薬用トニックを吹きかけてヘアブラシでトントンとマッサージをする姿など、今もって妻にすらあまり見せたいものではない。そう、私にとっても、自分の髪の毛はコンプレックスだったのだ。

当初は、コンプレックスを抱く私に、高い治療を持ちかけてきたり、効くのかわからない薬だのシャンプーだのを処方してくるかもしれない、と身構えていたのが正直なところだった。
しかし実際に受診してみると、初診の無料カウンセリングで、薄毛や抜け毛の原因と理由、それに治療の内容をしっかりと説明してくれたのだ。
治療の効果だけでなく、副作用についても話してくれるので、一気に信頼感を抱くことができた。

また、治療費に関してもわかりやすく説明をしてくれた。AGAの治療は私にとって未知なるもの。治療内容はもちろん費用についても不安があったので、この説明もまた非常にありがたかった。

無料カウンセリングでわかったことだが、AGAとは、思春期以降の男性が、額の生え際や頭頂部の髪の抜け毛が進行していくものだという。「サザエさん」の「波平」を思い浮かべてほしい。「ツルピカ」なイメージの波平さんだが、両耳の上あたりから後頭部にかけての髪の毛は残っている。AGAが進行した“最終形態”がこれらしい。

AGAの主な原因としては、男性ホルモンや遺伝の影響が考えられている。髪の毛は本来、長く太く成長してから抜ける→また生える、を繰り返す。だが、AGAはこれらの原因により、髪の毛の成長を妨げる疾患なのだという。いわば未成熟なままの細くて短い髪の毛ばかりが増えていき、そして抜けていく。これにより、ハタからは「薄毛」に見えてしまうというわけだ。

では、AGAの原因である男性ホルモンと戦うには、どうしたら良いか。その答えは、投薬である。AGAは、病気なのだ。病院で診てもらい、必要に応じて治療もしてもらう。病院による治療に薬が用いられるのは、当然のことである。
丁寧でわかりやすい無料カウンセリングの最後に、「このあと診察に移りますが、AGAではないとの診断であれば、今回限りのご来院で終了となります。『今はAGAではなくても、将来に備えて』のような治療の無理強いは当院では行っていないので、ご安心ください」と言われ、より一層安心感を得ることができた。

診察に当たってくれたのは、とてもやさしそうな院長の正木健太郎先生。私の頭髪を触診などによりチェックしていただく。
カメラで、頭髪全体の撮影もしていただいたのだが……自分の頭頂部に目を疑った。私が思う以上に“キテいた”のだ。手で触るだけではわからなかった。「これは……。私、間違いなくAGAですよね」と私が尋ねると、「そうですね。でも、まだ初期の段階です」と院長が答えてくれた。

おそらくそうだろうとは思っていたが、院長から明確な診断結果を得られて、スッキリとした気持ちになった。「若い頃から、いいシャンプーを使ったり、薬用トニックとヘアブラシでマッサージもしてきたんですがね」と私が言うと、院長から驚きの言葉が返ってきた。「そういった方法は、実は、AGAには何の効果もないんです」

なんと!? 今までやってきた対策が無意味だったとは!? でも確かにそうか。先述した通りAGAの主な原因は、体内の男性ホルモンによる髪の毛の成長の阻害なのだから、いいシャンプーで頭皮のアブラを必死に取り除いても、ヘアブラシでマッサージしても、体内にいる男性ホルモンにとっては「で?」ってなものである(もちろん、毎日髪の毛を洗って清潔にしておくことは大切ではあるが)。

「AGAは、20代半ば〜40代の方に多く見られる疾患です。しかし、まだその情報が広く知られているわけではなく、むしろ間違った対策の方が定着してしまっているのが実情です。少しでも頭髪でお悩みでしたら、まずは病院へ行かれてみてはいかがでしょう」

髪は男性にとっても大切なもの。妻のためにも、自分のためにも、私は正しい努力をしたいと思う。そんなわけで、ここに誕生した“AGA患者”である私は、「銀座総合美容クリニック」でのAGA治療を開始した。治療の進展は今後機会があればこの場を借りて報告していきたいと思う。

通院期間は、個人差はあるが一般的に半年〜1年半くらいだという。大切な髪のことを考えれば、半年〜1年半など短いものだ。そして、これからの長い人生を、大切なMy髪の毛と共に歩んでいきたいと思うのだ。
(田嶋幸太郎)

※取材協力:銀座総合美容クリニック http://www.gincli.jp/
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銀座総合美容クリニックは7月31日に移転の予定です。
移転にあたり正木院長は、「移転後においては、現在よりもさらに充実した環境で診療を行います。AGA治療における総合発毛医療センター的な立ち位置で、より患者さんに満足いただける医療をお届けしたいです。」とコメントしていた。
待合

移転前(2014年7月29日まで診療)
東京都港区新橋2-19-4 SNTビル7F

移転後(2014年7月31日より診療)
東京都港区新橋1-4-5 G10ビル9F

フリーダイヤル 0120-972-335
ウェブサイト http://www.gincli.jp/
※フリーダイヤル・ウェブサイト共に、移転の際も変更ないとのことでした。
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