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泣かないのか?泣かないのか名優たちのために? 蟹江敬三、斎藤晴彦…伝説「日本のアングラ演劇」1

みなさん、エキレビカレッジ「夏の集中公開講座」へようこそ! 昨年は「タモリはどう語られてきたか」というテーマで講座を行ないました。さて、今年は……ということで色々考えたんですけど、「日本のアングラ演劇」をテーマに3回にわたり語って見ようかなと思います。

まあアングラ演劇という言葉は、あとで話すようにちょっと注意深く使う必要があるんですけど、ここではひとまず、1960年代後半から70年代前半にかけて、既存の新劇へのカウンターとして登場した実験的、前衛的な演劇運動とでも便宜上定義しておきましょう。

私がこのテーマを選んだのはまず、今年に入って、あの時代の演劇界で活躍した人たちが立て続けに他界したからです。名前をあげるだけでも、アングラ系の劇団出身の俳優である蟹江敬三や斎藤晴彦、60年代から舞台美術を手がけ、前衛劇でも仕事の多かった朝倉摂、演劇実験室「天井桟敷」を主宰した寺山修司の元妻で女優の九條今日子、それから蟹江主演の舞台や天井桟敷の公演で使われた、伝説の劇場「アートシアター新宿文化」の支配人で、映画・演劇プロデューサーの葛井欣士郎といった人たちが亡くなっています。

今回の講座では回を追って、アートシアター新宿文化、天井桟敷、さらに斎藤晴彦の所属した「劇団黒テント」について見ていこうと思います。さっそく第1回、アートシアター新宿文化をとりあげるにあたり、まずこれを見ていただけますか。

ええと、これは10年以上前に私が東京・高円寺の古本屋で買った本で、

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