話題のスポット、キュレーションストア「la kagu」が本日オープン! 株式会社サザビーリーグと新潮社のパートナーシップで誕生したこのスポットを、一足早くレポートします。
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

場所は、神楽坂駅矢来町出口を降りたすぐ目の前。
ゆるやかなウッドデッキと大階段が続く先にある建物が「la kagu」。ここは、もともと新潮社の倉庫だった建物で、外観の設計を担当したのは隈研吾建築都市設計事務所。さすがに、おしゃれ!

ストア内の1階には女性のファッションと生活雑貨、カフェがあり、2階には男性のファッション、ブックスペース、家具、そしてレクチャースペースが配置されています。

倉庫だっただけあり、天井が高く、広~い空間。入ってすぐのポップアップと呼ばれる場所には「la kaguと書き手」というユニークなコーナーが!
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

ここは定期的に展示されるものが変わるそうなのだが、現在並んでいるのは、「la kagu」セレクトのモノたち。さらに、それぞれ異なるモノを、実際に使った人気作家たちの思いや感想が書かれた原稿用紙の数々が置いてある。
この原稿用紙はコピーが何枚も置いてあり、お客さんが自由にもらって帰ることも可能だとか。
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原稿は手書きやパソコンで書いたものなど、作家さんによってそれぞれ違い、独特の味わいがある。書いてあることももちろん個性的で楽しい! ぜひ、実際に手にとって見ていただきたい。

さて、そこから奥へ進むと、雑貨や女性のファッションをセレクトしたコーナーへ。国内外問わず、世界中から独自の目線でセレクトされたものがずらりと並んでいるので、どんなものと出会えるのか、ワクワクする。
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

雑貨もいろいろなモノがセレクトされ並んでいるので、隅々まで見逃せない、といった感じ。

生活雑貨はスタイリストの岡尾美代子さんがキュレーションを担当したそう。フランスや日本の食器、調理器具など世界各国の上質かつ、遊び心あふれるモノたちがそろってます。
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

そして入口を入って左手にあるのが開放感たっぷりのカフェ。

ロングテーブルがあり、全部で50席。フードキュレーターを務めたのは鎌倉の人気店「LONG TRACK FGOODS」の馬詰住香さん、オペレーションはシャルキュトリー(※ハムやソーセージ、パテなど肉の加工品のこと)専門店「コダマ」とあって、(“MEAT&BREAD”をコンセプトに展開。自家製ソーセージを使ったホットドッグや、イタリア、スペイン直輸入の生ハムなどが楽しめるとか。
特に、肉好きにはたまらないラインアップ。この朝食のセットもおいしそう! 
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

ちなみにコーヒーは鎌倉の名店「カフェ・ヴィヴィモンディモンシュ」の堀内隆志さんが特別に「la kagu」のために焙煎するそう。なんともぜいたく。

ところで、「la kagu」に欠かせないものといえば、やっぱり本。ということで、2階へあがりましょう。すると、階段の途中の壁に……じゃん! 圧倒されます。

神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

そして2階のブックスペースへ。本棚は元から倉庫にあったもので、ブックディレクターの幅允孝さんが選書した本たちが並んでいて、その中にある「10×10(テンバイテン)―10人の選ぶ、10冊の本」という企画展示のコーナーも興味深いです。

そこに併設されているのがレクチャースペース「soko(ソーコ)」。
北欧の学校で使われていたという椅子が並ぶその場所は、どこか懐かしい雰囲気。だいたい90人くらいが入れるそう。ここでは著名な作家たちらのトークショーなどが行なわれる予定で、さっそく今月から、よしもとばななさん×平松洋子さん、蜷川幸雄さん、平野啓一郎さんなどなど、人気の方々のイベントが企画されている。
チケット購入方法や詳細はぜひ、「la kagu」のウェブサイトをチェックしてください!
神楽坂に本日オープンのキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」最新レポート!

ちなみに、新潮社の新潮文庫は今年創刊100周年! ということで、壁際に並んでいるのは、なんと、現存する新潮文庫すべてだそう。驚き! もちろんすべて購入可能。これを眺めているだけでも飽きないのでは!? このコーナーは今後変わる予定があるそうだけれど、しばらくの間は新潮文庫。かなり見応えありです。この他、2階はメンズファッションと家具のコーナーも充実していました!

今回、「la kagu」に行くまでは、いわゆる“セレクトショップ”なのだろうなと思っていたのだけれど、実際に行ってみると、想像とはかなり違っていた。みなさんも行ってみるとその違い、衣食住+知の“知”の意味がわかるはず! 

個人的には本をもっとゆっくり見てみたいのと、やっぱり“食”にひかれてしまった。
ワインの種類なんかもそろっているので、今度はぜひ、カフェでまったり、なんて時間も楽しんでみたいです!
(田辺 香)