
紙といっても普通の紙ではなく、“合成皮革紙”という革が練り込まれた特殊な紙を使用。それなりに厚く、適度な強度とハリもあって、見た目にも丈夫そうだ。実際、耐水性や耐久性にも優れているという。また、切り絵のようなデザインは、「レーザーカット」という技術によるもの。A4サイズの号合成皮革紙をレーザーの熱を利用して切断している。
商品を販売するのは、沖縄県那覇市にあるライフスタイルをテーマにさまざまな事業を展開するVIVACE(ビバーチェ)。同社の専属デザイナーであり、この作品のデザインも手がけた古堅ちひろさんも沖縄出身のため、「Paper Jewelry」には沖縄をモチーフにしたものも多い。ラインナップは上記の「Layer」含め、ネックレス全6種。価格は各3600円(税別)だ。

なぜ、紙のアクセサリーを作ろうと思ったのか? 実はペーパージュエリーデザイナーである古堅ちひろさんが自身の金属アレルギーをきっかけに「すべての女性が安心して身に着けられるジュエリーを」という想いで考えた作品なのだそう。
ターゲットは女性。もちろんアレルギーでない人も楽しく使える。
「カジュアルな装いをドレスアップさせる普段使いから、パーティーファッションには遊び心をプラスするように、さまざまなシーンでお楽しみいただけると思います」(広報担当者)
あまりにフォーマルな場での使用は難しいと思うが、カジュアルなパーティなら違和感なくつけられる。とくに「Rose」はゴージャスでボリュームのあるデザインなので、パーティードレスに合わせるとより華やかな印象になりそう。

万が一濡れても乾かして繰り返し使うことができ、汚れた場合は水拭きもOK。身に付ける時は体に軽く押し当てて形を整えるとよりキレイに見える。形状を保つため、保管の際はできるだけ平面の状態で管理するのがおすすめとのこと。デザイン性が高いので、アートとしてインテリアに使うのも大いにアリだろう。

商品は3月から全国のインテリアショップ、セレクトショップで随時発売がスタート。物理的にも軽く、春の軽やかな気分にぴったり。見つけたらぜひチェックしてみては?
(古屋江美子)