牛丼チェーン「すき家」のメニューに豚丼が復活した。牛丼もいいけどたまには豚丼を食べたいという人には朗報で、ネットでは喜びの声が出ているが、一方で「豚丼の肉の量少なすぎて笑った」「すき家の豚丼スカスカ」なんて投稿もあった。


真偽がわからないのでコネタ編集部が、すき家に行って豚丼を食べてきたぞ。ちなみに、すき家の豚丼は「ぶたどん」ではなく「とんどん」と読むから要注意だ。
すき家「豚丼」の肉が少ないと不満の声 ゼンショー「すでに対策を講じ指導しております」
東京都港区にあるすき家

出てきた豚丼の肉の量は……



時間は昼過ぎ、東京都港区のすき家を訪れた。店内はほぼ満席でテイクアウトの客もひっきりなしに来店している。忙しそうに働く店員さんを呼び止め、豚丼の並盛を注文した。数分もしないうちに出てきたが、特に量の少ない感じはしない。玉ねぎと豚肉がやわらかくなるまで煮込まれておいしそうだ。
すき家「豚丼」の肉が少ないと不満の声 ゼンショー「すでに対策を講じ指導しております」
すき家で復活した豚丼

意地汚く豚肉の回数をかぞえると約6枚だった。メニューの写真の豚丼ほど肉の量があるわけではないが、まあこんなもんだろうという感想を抱いた。ネットに投稿されているスカスカな豚丼の写真は、盛り付けの問題もあるのかもしれない。
すき家「豚丼」の肉が少ないと不満の声 ゼンショー「すでに対策を講じ指導しております」
豚丼のメニュー写真

完食したところでふと思った。もしかして牛丼と比べると豚丼の肉が少ないということなのかもしれない――。
そう考えたら牛丼をたのまずにはいられない。「牛丼の並盛、追加でおねがいします!」

牛丼が到着して驚いた。ビジュアルが全然違う。すき家では2015年4月15日から牛丼の並盛を値上げすると同時に牛肉を20%増量させているから、白米が隠れて見えないほどギッシリと肉の層ができているのだ。
すき家「豚丼」の肉が少ないと不満の声 ゼンショー「すでに対策を講じ指導しております」
肉20%増のすき家の牛丼

たしかにこの牛丼と、復活した豚丼を比べると、肉の量が少ないような気がしてくる。実際のところ豚丼の肉の量は少ないのだろうか。取材に来ている筆者ひとりで牛丼と豚丼を食べ切ってから会社に戻り、運営元のゼンショーホールディングスに問い合わせてみた。

同社の広報担当者によると、「今回の豚丼は以前とはまったく違う新しいコンセプトの商品として開発」したという。ネットで豚肉の量が少ないといわれていることについては、
「一部の店舗で見た目の悪い盛り付けとなり、メニューとは異なる商品をご提供したのではないかと受け止めております。当社としましては、すでに対策を講じ指導しております。これからも全国どこのお店でもお客様にご満足いただけるよう努めてまいります」
と回答した。
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