静岡県民には、静岡で生まれた者たちにしか分からないこと、すなわち「あるあるネタ」が多くあります。今回はそんな「あるあるネタ」を紹介し、静岡県民の方々に共感してもらうとともに、他県の人には「そんなことがあるんだ」と驚いてもらえたらと思います。
・富士山があるのは当たり前
静岡といったらなんといっても世界遺産にもなった富士山。県民にとって富士山が間近にある環境が当たり前です。そのため、よく東京などで周りの人が「あー富士山が見える～！」と喜んでいてもなんとも感じず、温度差を感じることもしばしばあります。
・富士山は静岡のもの
これは周知の事実なので、言うまでもありませんが富士山は静岡県のものです。よく、山梨の方は「富士山は山梨県のもの」と言われていますが、静岡県民からして見ればなにを言っているんだというのが感想です。（あくまで半分本気、半分山梨と争うプロレスという感じです笑）
・地震耐性が異常
東海地震が来ると数十年前から言われ続けているため、地震への備えは万全です。過去には震度5強、6強規模の揺れを体験したこともありますが、幸いにも静岡県は最小限の被害に留まりました。そのためネット掲示板では「静岡県民タフすぎワロタww」というスレッドが立ったこともありました。
・学校での避難訓練
被害が少なかったのは学校時代からの訓練のおかげではないかと思います。避難訓練が頻繁にあったのですが、必ず教員がストップウオッチを持ち、全員が揃うのが遅いと「前回よりも遅かったです。本番(地震が来たとき)ではみんな死にます」なとど説教するのは定番でした。
また、小・中学校ではイスの下に防災頭巾を敷いた上で授業を受けており、訓練のときもそれを頭に被って避難していました。これを当たり前のことだと思って他県の友達に話すと「そんな戦時中のようなことはなかった」などという反応が帰ってきて複雑な気持ちになったこともあります。
・3つの地域で壁が
元々静岡は遠江、駿河、伊豆と分かれており、それらで方言や住民の特性なども結構異なります。そのため、『秘密のケンミンshow』などで「静岡県民は○○を食べます」と紹介されていても「それは浜松の方だけだよ」などと冷ややかな視線を送ることも珍しくありません。
・静岡vs浜松
そのなかでも特に静岡市と浜松市の間にはかなりのライバル意識があります。お互いが政令指定都市であり、浜松は県庁所在地でないながらも、ヤマハやスズキなど世界的な会社がある場所だという対抗心からでしょう。他県に例えると浦和vs大宮のようなものだと思われます。
・雪が降らない
静岡県全般に言えることですが、とにかく雪が降りません。降っても雨のようなもので積もらずに終わってしまうことがほとんどで、本当に「雪が積もった」という経験は5年に1回あるかないかの頻度でした。
・アニメ不毛の地
ちびまる子ちゃんの舞台になった静岡ですが、アニメをあまり放映せず、よくネットではそう言われています。以前は5時からアニメ再放送の枠があったのですが、そこでも、『ちびまる子ちゃん』『タッチ』『キテレツ』『ワンピース』など限られたアニメを繰り返し何度も放送するだけでした。
ネットでもイジられるように特にキテレツはこの枠で何回も繰り返し放送されており、筆者自身も、勉三さんの母親がジェットコースターに乗って死にかける話は3回見たことがあります。
・DonDokoDon平畑が異常な知名度
DonDokoDonといったらぐっさんこと山口智充が有名でしょうが、静岡では相方の平畑の知名度が異様にあります。というもの、土曜夜にやっている『くさデカ』で長年レギュラーを務めているからです。ちなみにぐっさんも元々はレギュラーだったのですが、全国での仕事が忙しくなり降板したという悲しい事実があります。
・パンパカパンツが人気
LINEスタンプになったり台湾にも進出したりと人気になっているパンパカパンツ。これは元々SBS(TBSの静岡ローカル局)で放映されていたもの。
・幼稚園児の試合を放映
「サッカー王国」として知られる静岡ですが、土曜日の朝からサッカーの幼稚園児の大会を放送していたりもします。このように、静岡県民にとっては幼いうちからサッカーというものがかなり身近なものなんです。
・サッカー選手が身近な存在
そのため、有名なサッカー選手であっても、身近な存在だったりもします。たとえば、現在『報道ステーション』でキャスターもしている澤登正朗氏は静岡ローカルのスポーツ番組でキャスターを務めています。
また、元日本代表10番の名波浩(現ジュビロ磐田監督)なども、よく地元のイベントに来ていたりと結構身近な存在です。
・ジャンボエンチョー
静岡と愛知にしかないホームセンターです。あのタモリさんも自身の番組で「ジャンボエンチョー」の名前を連呼するなどかなり気に入っており、よく沼津市のエンチョーに行くとも発言してします。
品揃えがとても豊富であるとともに、社員の約9割がDIYアドバイザーであるため、お目当ての商品を簡単に手に入れることができます。
・さわやか
静岡にしかないハンバーグチェーン。牛肉100%の挽肉を使ったレアで焼き上げたここのハンバーグを求めに他県から訪れる人もいると言われています。
芸能人でも長澤まさみや百田夏菜子などがさわやかファンを公言しています。
・富士宮焼きそば
静岡には有名なご当地グルメがたくさんあります。特に全国のB級グルメの火付け役とも言えるこの富士宮焼きそばはかなり有名です。輪ゴムのような弾力が強い麺が特徴的で「肉かす」と呼ばれる油かすをかけて食べます。
・静岡おでん
真っ黒な煮汁の中に 一本一本串に刺さった具材が入っているこのおでん。静岡の中部エリアでは駄菓子屋で食べられるものとして昔からなじみがあるそうです。
・黒はんぺん
静岡のはんぺんといったら白ではなくて黒。イワシなどをすり身にしてつくっているので黒くなるのです。静岡で「はんぺん」といったら白いものではなく、この黒いものを指します。
・語尾は「～だら」
静岡弁の大きな特徴として語尾は「だら」を使うことが挙げられます。たとえば、「そこにペンあるら」、「そうだら、分かりやすいら？」などと会話で使われます。
・凄い＝バカ
また、静岡では「バカ美味しい」などと"凄い・とても"という意味で"バカ"と表します。そのため、「凄く頭がいい」という意味で「バカ頭が良い」と他県の人からすればどっちなんだという使い方もします。
その他にも虫刺されなどで体を描くことを「かじる」、美容院などで髪の毛を切ることを「頭を切る」など他県の人から見るとギョッとするような表現もあります。
このように静岡県には静岡のみにしかないあるあるネタが多くありますが、同じように他の県にも本人たちが気付いていないネタが多くあると思います。他県の友達と「自分の県ではこんなことが当たり前だったよ」などとご当地ネタで会話してみてはいかがでしょうか。
（さのゆう）
画像：「るるぶ静岡 清水 浜名湖 富士山麓 伊豆'15 (国内シリーズ) 」より
【富士山は静岡県のもの？】
・富士山があるのは当たり前
静岡といったらなんといっても世界遺産にもなった富士山。県民にとって富士山が間近にある環境が当たり前です。そのため、よく東京などで周りの人が「あー富士山が見える～！」と喜んでいてもなんとも感じず、温度差を感じることもしばしばあります。
・富士山は静岡のもの
これは周知の事実なので、言うまでもありませんが富士山は静岡県のものです。よく、山梨の方は「富士山は山梨県のもの」と言われていますが、静岡県民からして見ればなにを言っているんだというのが感想です。（あくまで半分本気、半分山梨と争うプロレスという感じです笑）
【地震が起きると言われ続けて数十年】
・地震耐性が異常
東海地震が来ると数十年前から言われ続けているため、地震への備えは万全です。過去には震度5強、6強規模の揺れを体験したこともありますが、幸いにも静岡県は最小限の被害に留まりました。そのためネット掲示板では「静岡県民タフすぎワロタww」というスレッドが立ったこともありました。
・学校での避難訓練
被害が少なかったのは学校時代からの訓練のおかげではないかと思います。避難訓練が頻繁にあったのですが、必ず教員がストップウオッチを持ち、全員が揃うのが遅いと「前回よりも遅かったです。本番(地震が来たとき)ではみんな死にます」なとど説教するのは定番でした。
また、小・中学校ではイスの下に防災頭巾を敷いた上で授業を受けており、訓練のときもそれを頭に被って避難していました。これを当たり前のことだと思って他県の友達に話すと「そんな戦時中のようなことはなかった」などという反応が帰ってきて複雑な気持ちになったこともあります。
【独特な静岡の地域性】
・3つの地域で壁が
元々静岡は遠江、駿河、伊豆と分かれており、それらで方言や住民の特性なども結構異なります。そのため、『秘密のケンミンshow』などで「静岡県民は○○を食べます」と紹介されていても「それは浜松の方だけだよ」などと冷ややかな視線を送ることも珍しくありません。
・静岡vs浜松
そのなかでも特に静岡市と浜松市の間にはかなりのライバル意識があります。お互いが政令指定都市であり、浜松は県庁所在地でないながらも、ヤマハやスズキなど世界的な会社がある場所だという対抗心からでしょう。他県に例えると浦和vs大宮のようなものだと思われます。
・雪が降らない
静岡県全般に言えることですが、とにかく雪が降りません。降っても雨のようなもので積もらずに終わってしまうことがほとんどで、本当に「雪が積もった」という経験は5年に1回あるかないかの頻度でした。
【静岡県での平畑人気】
・アニメ不毛の地
ちびまる子ちゃんの舞台になった静岡ですが、アニメをあまり放映せず、よくネットではそう言われています。以前は5時からアニメ再放送の枠があったのですが、そこでも、『ちびまる子ちゃん』『タッチ』『キテレツ』『ワンピース』など限られたアニメを繰り返し何度も放送するだけでした。
ネットでもイジられるように特にキテレツはこの枠で何回も繰り返し放送されており、筆者自身も、勉三さんの母親がジェットコースターに乗って死にかける話は3回見たことがあります。
・DonDokoDon平畑が異常な知名度
DonDokoDonといったらぐっさんこと山口智充が有名でしょうが、静岡では相方の平畑の知名度が異様にあります。というもの、土曜夜にやっている『くさデカ』で長年レギュラーを務めているからです。ちなみにぐっさんも元々はレギュラーだったのですが、全国での仕事が忙しくなり降板したという悲しい事実があります。
・パンパカパンツが人気
LINEスタンプになったり台湾にも進出したりと人気になっているパンパカパンツ。これは元々SBS(TBSの静岡ローカル局)で放映されていたもの。
そのため、静岡県民にはとても馴染みがあり、県民人気も高いものなんです。まさにパンパカパンツは静岡が生んだゆるキャラと言えるでしょう。
【「サッカー王国」静岡】
・幼稚園児の試合を放映
「サッカー王国」として知られる静岡ですが、土曜日の朝からサッカーの幼稚園児の大会を放送していたりもします。このように、静岡県民にとっては幼いうちからサッカーというものがかなり身近なものなんです。
・サッカー選手が身近な存在
そのため、有名なサッカー選手であっても、身近な存在だったりもします。たとえば、現在『報道ステーション』でキャスターもしている澤登正朗氏は静岡ローカルのスポーツ番組でキャスターを務めています。
また、元日本代表10番の名波浩(現ジュビロ磐田監督)なども、よく地元のイベントに来ていたりと結構身近な存在です。
筆者の高校にも一度、内田篤人がプライベートで来たことがあります。
【静岡にしかないお店とは】
・ジャンボエンチョー
静岡と愛知にしかないホームセンターです。あのタモリさんも自身の番組で「ジャンボエンチョー」の名前を連呼するなどかなり気に入っており、よく沼津市のエンチョーに行くとも発言してします。
品揃えがとても豊富であるとともに、社員の約9割がDIYアドバイザーであるため、お目当ての商品を簡単に手に入れることができます。
・さわやか
静岡にしかないハンバーグチェーン。牛肉100%の挽肉を使ったレアで焼き上げたここのハンバーグを求めに他県から訪れる人もいると言われています。
芸能人でも長澤まさみや百田夏菜子などがさわやかファンを公言しています。
【静岡のご当地グルメ】
・富士宮焼きそば
静岡には有名なご当地グルメがたくさんあります。特に全国のB級グルメの火付け役とも言えるこの富士宮焼きそばはかなり有名です。輪ゴムのような弾力が強い麺が特徴的で「肉かす」と呼ばれる油かすをかけて食べます。
・静岡おでん
真っ黒な煮汁の中に 一本一本串に刺さった具材が入っているこのおでん。静岡の中部エリアでは駄菓子屋で食べられるものとして昔からなじみがあるそうです。
・黒はんぺん
静岡のはんぺんといったら白ではなくて黒。イワシなどをすり身にしてつくっているので黒くなるのです。静岡で「はんぺん」といったら白いものではなく、この黒いものを指します。
【静岡弁の特徴】
・語尾は「～だら」
静岡弁の大きな特徴として語尾は「だら」を使うことが挙げられます。たとえば、「そこにペンあるら」、「そうだら、分かりやすいら？」などと会話で使われます。
・凄い＝バカ
また、静岡では「バカ美味しい」などと"凄い・とても"という意味で"バカ"と表します。そのため、「凄く頭がいい」という意味で「バカ頭が良い」と他県の人からすればどっちなんだという使い方もします。
その他にも虫刺されなどで体を描くことを「かじる」、美容院などで髪の毛を切ることを「頭を切る」など他県の人から見るとギョッとするような表現もあります。
このように静岡県には静岡のみにしかないあるあるネタが多くありますが、同じように他の県にも本人たちが気付いていないネタが多くあると思います。他県の友達と「自分の県ではこんなことが当たり前だったよ」などとご当地ネタで会話してみてはいかがでしょうか。
（さのゆう）
画像：「るるぶ静岡 清水 浜名湖 富士山麓 伊豆'15 (国内シリーズ) 」より
