1990年代に大流行したG-shock。今では「え?」と耳を疑うかもしれませんが、当時はフォーマルでもカジュアルでもどんな装いでもマッチするおしゃれな時計として注目を集めていました。

G-shockは、「アイスホッケーのパック代わりにしても壊れない」というキャッチフレーズの通り、強固な本体が最大の特徴。現在もさまざまな種類のG-shockが発売され、幅広い世代で人気のG-shockですが、90年代当時爆発的に売れた時代を思い出しながら、その魅力について再確認してみようと思います。

【誰しもが身につけたG-shock あのハリウッドスターも着用!】


そもそもG-shockはカシオが販売するブランドのひとつ。当時多くの有名人ももちろん愛用していました。ハリウッド映画「スピード」の中で主人公のキアヌ・リーブスが私物としてG-shockを着用していたことから、スピードモデルが販売。さらに注目を集めるかたちとなりました。彼らと同じものを身に着けたい一身でこぞって買いに集中し、街ゆくひとびとの腕には必ずといっていいほどG-shockが! 今ではシュールとも感じられるその光景が当たり前とされていたのです。こんなにも時代は変わるものか…。

【限定品モデル 超プレミアム価格に】



G-shockがあそこまで人気なものとなり話題になった要因のひとつはそのプレミアム性。スケルトンの「イルカ・クジラモデル」や、ベビーGとのペア限定ラバーズコレクションなど、数十万円の値がつき、つけているだけで人が集まってくるほどの価値をもっていました。ブーム以前はそこらのホームセンターで売られていたのに、いつのまにか一流ブランドとして変化していったのです。
しかもそれらは不定期にたびたび販売されるため、G-shockマニアはいつも疲弊していましたよね。同じものを着けたがる、という心理は今も変わっていない?

【女性をターゲットにしたBaby-G】


黒のフォルムにデジタルをベースにしたG-shockですが、女性にもファッションの一部として時計を愛用してもらいたいという願いから、Baby-Gブランドも立ち上げました。これがさらにブランド流行の起爆剤に!男性がBaby-Gをプレゼントしてあげれば、当時の女性はいとも簡単に落とせたかも、といっても大げさではないかもしれません。
Baby-Gの最大の特徴は、女性らしいデザインや色使いの他に、アナログ使用という点。やはり見やすいながらもかわいいものには惹かれますよね。

そんな懐かしのG-shockですが、実は最近またブームの波がやってきていて、その人気ぶりは90年代当時を上回っているんだとか。今なら時代遅れのダサい時計、という代物ではなく、貴重な時計として、羨ましがられるかも。使っていないG-shockがあったら、久しぶりに着用して当時を思い出してみてはいかがでしょうか。
「G-SHOCK FROGMAN LOVE THE SEA AND THE EARTH 2014 イルカ・クジラモデル ソーラーウオッチ GF-8250K-4JR」
「Baby-G ベビージー Multi Color Dial Series マルチカラー ダイアルシリーズ BGA-116-7BJF」
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