秋になり、文具店に来年の手帳が並び始めました。スマートフォン全盛時代とはいえ、手帳はまだ紙のものを使っているという人も多いのではないでしょうか。


紙の手帳はスマートフォンのスケジュールとは異なり、さまざまな装飾をしたり、写真や使用済チケットを貼り付けたりと、自由度が高いのが特徴です。でも、毎回デコレーションするのは面倒で、疲れて書くのを辞めてしまった。もしくは絵心がないので、だんだん書きたくなくなってしまった。という人も多いかもしれません。

全12種類のノリ付きメモ


そんな人におすすめなのが、「暮らしのキロク」です。
紙の手帳派注目「暮らしのキロク」が便利で楽しくてアナログの良さは捨てられません
暮らしのキロク。さまざまな種類があるが、今回は「COFFEE」「BOOK」「EVENT」を購入した。表紙は箔押し

暮らしのキロクは全12種類のノリ付きメモ(付箋)です。
「COFFEE」「BOOK」「EVENT」など、それぞれのテーマに合わせて作られた用紙を埋めていき、手帳やノートに貼るとジャンルを記録できるというもの。

例えばBOOKだったら「タイトル」「★(おもしろさを五段階)」「著者」「ジャンル」「読了日」「あらすじ、感想」「次に読んでみたい本」の項目があります。これがCOFFEEだったら「味わいのチャート」や「豆の種類」です。GIFTだったら「誰から誰へ」や「お返し」欄があります。
紙の手帳派注目「暮らしのキロク」が便利で楽しくてアナログの良さは捨てられません
中身はそれぞれテーマに合わせたものになっているし、付箋の形も異なる

何を記入したらいいかわからない人も、サンプルがあるので迷わず書けます。メモに書ききれなかった部分は、それこそ貼った手帳にどんどん書き込みましょう。


大きさは名刺より少し大きなサイズ。ノリは全面ではなく、上部だけについている普通の付箋方式です。A5の手帳なら1ページに3枚貼れます。文庫本サイズの手帳でも、2枚は貼れます。一緒に写真やチケットを貼っても邪魔になりません。1冊につき25枚入りなのは、ちょっと少ないと感じました。
ジャンルによってはすぐに使い切ってしまいそうです。
紙の手帳派注目「暮らしのキロク」が便利で楽しくてアナログの良さは捨てられません
A5の手帳に3枚貼ったところ。これはウィークリーレフトの1ページ

紙の手帳派注目「暮らしのキロク」が便利で楽しくてアナログの良さは捨てられません
袋に入った状態で開くと、サンプルが。透明な袋に直接印字されている。何を書けばいいのかイメージしやすく、すぐに使い始められるだろう

1日1ページタイプの手帳に、毎日書くのは難しい。書くけれども余白がたくさんできちゃって嫌だ。そんな人でも、暮らしのキロクを1枚ペタッと貼ればそれらしいページのできあがり。絵心がなくても問題ありませんし、複数種類を使い分ければ毎日同じようなページが続くということもありません。カラフルなページは見返すと楽しく、見たい情報がまとまっていて便利です。


テーマごとにフォーマットが決まっているとはいっても、使い方は自由です。例えば、僕は珈琲よりも醤油を味わう機会が多いため、COFFEEを勝手に醤油メモにしています。苦味を塩味に、酸味を甘味に、コクを旨味に置き換えれば、あら不思議。醤油用としても全く問題ありません。たぶん。色も似ていますし。


使っていて、少し難しいなと思ったのはCOFFEEです。内容ではなく、紙の質に少し問題が。珈琲の袋やフィルターのような感じを出すために、少し表面がざらざらになっています。これが、付箋のノリにひっつくのです。慎重に剥がさないと、上部の「どこの?」や「DATE:」が一緒に剥がれて見えなくなりました。もしかしたら、他にもそういうタイプがあるかもしれません。


表紙も箔押しで、思わず持ち歩きたくなるデザイン。自分で使うだけでなく、ちょっとしたプレゼントにもいいと思います。もちろん、プレゼントしたらGIFTにメモをしましょう。
(杉村 啓)

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