「ミッション:インポッシブル」はトム・クルーズ流「スパイ大作戦」
ところでトム・クルーズと言えば、80年代は、「アウトサイダー」「卒業白書」など、様々な映画に出演するアイドル的存在だった。その後のトム・クルーズは「トップガン」などの大作にも出演し、一躍、大スターの仲間入りをした。
そんなトム・クルーズが主演の「ミッション:インポッシブル」はテレビ版の「スパイ大作戦」とはイメージが違う。にも関わらず、トム・クルーズの魅力が存分に引き出され、トム・クルーズ流「スパイ大作戦」に仕上がっている。
トム・クルーズとイーサン・ハント
トム・クルーズ扮する主人公の名前はイーサン・ハント。イーサンはCIAの傘下にあるIMF、すなわち、ミッションインポッシブルフォースの優秀なメンバーである。イーサンはある任務を果たすため、チームのメンバー、ハンナ、サラ、クレアたちとプラハで一緒の任務を遂行中だった。
だが、その任務は失敗に終わり、その上、イーサンは大切な仲間たちを失ってしまうのである。しかしイーサンだけが生き残ったため、裏切者だと考えられ、追われる身になってしまう。危機一髪、逃げたイーサンの前に現れたのが自分たちのチームのリーダーであるジムの妻であり、メンバーでもあるクレアだった。
クレアは車の爆発で死んだはずだが、実は生きていたのだ。イーサンはクレアと力を合わせ、自分が裏切ったのではないことを証明しようと決意する。そして、新しい仲間クリーガーとハッカーのルーサーの力を借りて、CIA本部に潜入してデータを盗み出すことに成功するのだった。
ハリウッド映画らしさ全開の「ミッションインポッシブル」
「ミッションインポッシブル」はストーリー展開が早いだけではなく重要な登場人物もたくさん出てくる。そのため、一瞬たりとも目が離せない。そんなスリルに満ちたストーリー展開の中でも、特に有名なのがあのシーン!
そう、イーサンが新しい仲間とチームを組んで、CIAに潜入するシーンである。ハッカーのルーサーが画面を見ながら指示を出し、イーサンはクリーガーに天井から吊り下げられ、支えられた状態でコンピュータの画面の前にゆっくりと降りていく。その部屋は侵入者の体温で室温が1℃でも上がったら探知されてしまう。そして床にも圧力変化の探知装置が装備されているので、わずかに重さが加わっただけで警報が鳴ってしまうのだ。
そんな超A級の困難な条件の中、イーサンは宙に浮いたままデータをコピーしようとするのだ。緊張感の続く中、一滴の汗がイーサンから流れ落ちる…だが、間一髪でイーサンは手で汗を受け止め、床に汗一滴も落とすことなく、データを無事コピーすることに成功!そして天井から、無事、脱出するのである。
ついに「ミッションインポッシブル」の5作目も!
「ミッションインポッシブル」はその後も続編が作られ、2015年にはトム・クルーズ主演でついに5作目の「ミッションインポッシブル ローグネイション」が公開されたというのは記憶に新しいのではないだろうか。5作目ではトム・クルーズはすでに53歳。その年齢にも関わらずスタントなしで撮影が行われたというのだから、まさにトム・クルーズはどんな不可能なミッションでもこなしてしまう男なのだ!
「ミッションインポッシブル」はその後も続編が作られ、2015年にはトム・クルーズ主演でついに5作目の「ミッションインポッシブル ローグネイション」が公開されたというのは記憶に新しいのではないだろうか。5作目ではトム・クルーズはすでに53歳。その年齢にも関わらずスタントなしで撮影が行われたというのだから、まさにトム・クルーズはどんな不可能なミッションでもこなしてしまう男なのだ!