「新・牡丹と薔薇」(東海テレビ、フジテレビ 毎週 月〜金 ひる1時25分〜)12月7日(月)放送。第6話「運命を左右する出会い」より
脚本:中島丈博 演出:西本淳一ほか
壮絶バトル!育ての母vs 生みの母「新・牡丹と薔薇」6話
『牡丹と薔薇』中島丈博/徳間文庫

逆じゃないですか


指輪が外れない。って怪談か・・・。

贈り主の怨念を感じて、2週からの展開に期待が膨らみます♪

ぼたん(黛英里佳)と美輪子(逢沢りな)は仲の良い美人姉妹に成長。
眞澄は、美山加恋から伊藤かずえに変わって、骨格や醸す雰囲気がたくましくなりました。これで、田中美奈子との生みの母対育ての母バトルが互角に行われそうです。田中美奈子も伊藤かずえも眼ヂカラ強いし、顎は肉食系な感じがしますよね。

23歳の誕生パーティーを、ぼたんの生みの親・世奈子(田中美佐子)のお店で行い、ぼたんには世奈子が縁談をすすめたがっている瀬尾綱輝(片岡信和)という男性から指輪が贈られます。

ブルーの石ターコイズとはなかなか渋い趣味だな、瀬尾っていうひとと思ったら、これは12月の誕生石(ぼたんと薔薇は12月28日生まれ)。魔除けの石だというのに、ぼたんの指からなかなか外れないって、逆じゃないですか。

週明けて、さらりと、眞澄が養子に出した富貴子(旧「牡丹と薔薇」のヒロインたちのお母さんと同じ名前)の消息が描写されました。お墓の管理人をしている青年・多摩留(戸塚純貴)のお姉さんとして、目下留学中らしく・・・。
その多摩留は、お墓で美輪子にひとめ惚れしてしまったよう。人間関係、絡まりはじめました。


こんにゃく食べたいな


そして、今日もまた(崑一/岡田浩暉)が名台詞を舞台的な演技で連打。

「人を愛するってことは負担なんだよ。」
「愛すれば愛するほど自由を奪われる。」
「我が家のベル・エポックかな」
これらの台詞は、今後、愛によって小日向家の幸福は奪われていくことを暗示しているに決まっています。
このような、文学的な台詞はお手のものの中島先生ですが、ダジャレもお書きになります。
婚約の話の最中に、美和子が「こんにゃく食べたいな〜私〜」なんて言いだすと、婚約指輪が指から外れてしまう。無理矢理婚約を進めようとする世奈子からんぼたんを助けるためでしょうけれど、それにしてもすごいだじゃれ。愛よりだじゃれのほうが破壊力ある気がします。
(木俣冬)
壮絶バトル!育ての母vs 生みの母「新・牡丹と薔薇」6話
『牡丹と薔薇』中島丈博/徳間文庫
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