よくネットでは「大物芸能人の子供はどうしようもない」という声が聞かれたりするが、今回の逮捕はそれを裏付けるような形になってしまった。
ところで、今回のケースのように、逮捕された大物芸能人の子供としてまっ先に思い浮かぶ人物こそが、三田佳子の次男の覚せい剤事件である。
18歳で逮捕された三田佳子の次男
現在も女優として活躍する三田佳子であるが、90年代は大河ドラマで主演を務めるなど、大物中の大物。しかしそんな矢先の1998年、次男が覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまう。
逮捕されたのは98年1月。三田の自宅の地下室で、次男は友人らと覚せい剤パーティーを開いている最中にあえなく御用。当時、三田の次男はまだ18歳であり、高校3年生だった。
年齢が若く、高校生だったこともあり、当初は報道されることはなかった。しかし翌月、日刊ゲンダイのスクープにより、逮捕が発覚。大騒動となってしまう。
まずかった三田佳子の対応
逮捕発覚後の三田佳子の対応がまずかったのも、有名。まず、三田は自身が有名女優であることや次男が少年法の適用を受けることなどを理由に、報道しないことをマスコミに申し入れた。
さらに後日に開かれた会見でも、「少年法を守る立場から思ったことをお話しできない」「次男の変化に気づかなかった」などと弁明し、火を注ぐ結果に。それに加えて、三田が次男に対して月50万円もの小遣いが与えていたことが報じられるなど、バッシングが収まることはなかった。
それまで「良い母」のイメージもあった三田だが、この一件で完全なイメージダウン。
計3回も逮捕された三田佳子の次男
1年後に三田は女優活動を再開し、バッシングも収まるかと思われたが、2000年10月に再び次男は覚せい剤で逮捕、さらに2007年にも3度目となる覚せい剤での逮捕を受けて実刑判決が下った。
これらの件から今や、三田佳子といえば、あのどうしようもない次男だと連想する方も多いのではないだろうか。
20歳を過ぎれば、子が事件を起こしても親の責任ではないともいうが、それでも子供の逮捕は親の大幅なイメージダウンにつながる。今回の高畑のケースを見ても、その辺を踏まえて行動すべきだったという他ない。
※イメージ画像はamazonよりゆうゆう 2016年 05 月号 [雑誌]