【MC】SPYAIR 4年後の東京ドームでの開催を宣言した『DYNAMITE』／MCレポート・セトリ

　
■SPYAIR／【SPYAIR ARENA TOUR 2015『DYNAMITE ～シングル全部ヤリマス～』 】MCレポート
2015.12.22（TUE）at さいたまスーパーアリーナ
（※画像16点）

今年結成10周年、デビュー5周年を迎えたSPYAIRが、4年に一度開催するスペシャルライブ『DYNAMITE』をさいたまスーパーアリーナで開催。4年後の『DYNAMITE』は東京ドームで開催するとの宣言も飛び出した本公演。ここでは、MCのみをピックアップし、ライブの模様をお伝えする。



「LIAR」「ファイアスターター」「ジャパニケーション」「ROCKIN' OUT」と一気にプレイしたあと、最初のMC。

IKE：改めまして、どうもSPYAIRです！　さいたまスーパーアリーナ、人多いね！　よくぞこんなに集まってくださいました。せっかくこうやって集まったわけだから、一緒にさ、最高のライブ作っていこうよ、ね。いける？　さいたま！　俺、さいたま大好きだよ！　でも、半分以上は東京なんだろ？（笑）　いやいや、今日はきっといろいろなところから来てくれているんだと思います。集まってくれた皆さん、誰一人残さず、しっかり楽しんでいきたいと思います！



次のMCは「サクラミツツキ」のあとに。

IKE：ありがとうございます。さいたまスーパーアリーナ、調子はどうですか！　上のほう、音届いてる？　そっちはどうですか？　一番奥はどうですか、音届いてますか？　今日は会場全体を鳴らして、しっかり、みんなとライブを作っていきたいと思います。今日こうやって1万人ぐらいの人の前で音楽をやっているわけですが、最初僕たちが音楽を始めた頃……SPYAIRを始めた頃、お客さんが0人で、野外ライブをやっていたんですが、人が集まってくれることがあまりなく……悔しかったですね。なんで俺らに人が集まってきてくれないんだろう、見てもらえないんだろうって。でもいろいろあった中でね、なんとかこのバンドをつなげて、ここまでたどり着いたら、今日、1万人の素敵な人と出会えました。本当にどうもありがとう。次にやる曲は、そんな僕たちの原点、野外ライブで思い描いた夢みたいなものが歌詞の中にちりばめられているので、ぜひそんなところも聞いて、一緒に歌っていただけたらなと思います。それじゃあ聞いてください。一緒に歌いましょう、「BEAUTIFUL DAYS」！



「Winding Road」のあとに待ち受けていたのは、名古屋公演で大好評だったというMOMIKENのトークコーナーへ。MOMIKENがなぜ目の周りを黒く塗っているのか、その理由が明かされる!?

IKE：いろんな会場を回ってきて、この前は日本ガイシホールでやってきたんですけど、会場ごとに雰囲気や音が違ったりするんですよね。今日のさいたまスーパアリーナ、めちゃくちゃ良いですよ！　みんな、日頃の行いがいいんだね。

KENTA：じゃあここで、名古屋のガイシホールでスタッフからもウケが良かった、MOMIKENさんのお話を。

UZ：もう俺しゃべんねーよみたいに言ってたけど、名古屋ですごいしゃべって（笑）。

KENTA：それで、尺がすごい押すという（笑）。しかも今日、リハの時に、ガイシホールは長かったけど100点だったでしょ、今日は150点叩きだすからって、自ら言ってたので。

IKE：では、そんなMOMIKENさんの話、お願いします！

MOMIKEN：……話しづらい！（笑）

KENTA：なんで目の周りに黒いラインをしているのか、ただ趣味でやってるわけじゃないよって話をガイシホールでしたわけですけど……。

IKE：KENTA！　KENTA!!　助けすぎ。



MOMIKEN：ガイシホールで、僕らが栄公園でやっていた時の話をしたんですよ。その時に、あれ？って思ったのが、ガスマスクをかぶってライブをしていたって話した時に、反応が薄かったんですよね。知ってる！っていうより、そうだったの？って感じで。ちなみに、さいたまスーパーアリーナ、俺らが栄公園でガスマスクをかぶってライブをしていたのを知ってるって方！　けっこう多いね。それこそ、さっきIKEがMCで言っていたように、観客0人からはじめたんですけど、名古屋って、地下街が発達していて、みんなそこを歩くから、地上に人がいないんですよ。そこからスタートしているから、0人以上に人がなかなか増えていかなくて。だから、まず音楽を聴いてもらうことさえできなかったんですね。で、みんなで話し合って、曲を聞いてもらう前に、とりあえず目を引こうって考えたのが、全員ガスマスクをかぶるってことだったんですよ。ただ、IKEはモゴモゴしちゃうから歌えない、UZとKENTAはガスマスクをかぶろうって決めた3回目くらいだったかな、家に忘れてくるっていう。僕ら、コンセプトを突き通せないっていうことで有名なんですけど（笑）。それで僕一人がガスマスクをかぶってる姿を見た、ずっと写真を撮ってくれていたカメラマンが、4人が並んだ時のバランスがいいと。じゃあガスマスクは一人でいいんじゃね？ってなって、今この黒いラインに至るわけなんですよ。

KENTA：笑いが起こってますけど（笑）。

MOMIKEN：みんなも感じてると思うの。SPYAIRっていうと、あの目の黒いバンドねって、ちょっと馬鹿にされた感じで言われるでしょ？

KENTA：あー、あるかもしれないね。

MOMIKEN：ごめんな。

（会場爆笑）

MOMIKEN：ごめんなって言ったのは、俺らが日本のトップを走っていれば、馬鹿にされない話なのよ。目の黒いバンド、音楽超カッコいいよねって。

KENTA：お、すげー良い話しになってきた（笑）。

IKE：MOMIKEN、マジだからね。

MOMIKEN：だから、ちょっと待って。もうちょっと待ってて。来年6年目から10年まで、この5年間で、お前らが馬鹿にされないくらい、俺ら駆けあがってくから！

（会場から大きな拍手）

KENTA：俺、ちょっと泣きそうになったよ。俺も目黒くしようかな。

UZ：じゃあ俺もやろうかな。

IKE：俺も久しぶりにガスマスクかぶっちゃおうかな。

MOMIKEN：そこは、俺も目黒くしようかな、だろ！

KENTA：IKEが怒られてる（笑）。いやいや、MOMIKENよかった、150点です、ありがとうございます。曲いきましょう！



IKE：今日は俺らにとってスペシャルなライブなんですよね。SPYAIRがメジャーデビューしてから、しっかり目を離さず、見続けてくれた人たちが集まって来てくれているんだろうなと思います。その中にはきっと俺らの人生になくてはならない人っていうのがたくさんいるんですよね。言葉にして友達とか言うのはくさいけど、そんなヤツらがたしかにいます。そいつらに歌いたい曲が1曲あります。しかもね、メンバーと、みんなと一緒にこの曲が歌えればと思っています。聞いてください、届けたいと思います、「My Friend」。

本編も残り1曲となった時、IKEの口から驚きの発言が飛び出した。これまで、夢や希望を見つけられずにいたというIKEが描いた、メンバーにしかまだ言っていないという、壮大な、みんなと叶えたい夢……。

IKE：さいたまスーパーアリーナ、どうもありがとう。ヤバイね、楽しいね。俺が一番楽しんでるのかな（笑）。みんな楽しんでる？　生きてる中で、ライブは自分にとってすごい大事なものだったんだなって、いろいろあった期間の中で、そう思いました。俺一回さ、SPYAIRを辞めようとしちゃって、その時に、いろいろ思わされることがたくさんありました。気付けなかったこととか、ファンって何だろうとか、メンバーって何だろうとか、家族って何だろうとか、思い返すことができて、一度しっかりリセットできた気がします。だけど、SPYAIRというプロジェクトをもっと大きなものに変えていく時に、なんか俺、完全にポキッと折れちゃってさ、何していいかわからないんだよね。昔の俺は、どんなバンドがステージでカッコいいライブやろうが、俺のほうがカッコいいって、馬鹿だから強くそう信じてステージに立てていたんだけど、なかなかそう馬鹿になりきることもできなくなって、ちょっと弱々しい1年だった気がします。騙し騙し、隠しながら、カッコいいところだけみんなに見せてるけど、大変な1年でした。そのライブ締めが今日このさいたまスーパーアリーナ、ぼくらのスペシャルな『DYNAMITE』という素敵なイベントです。4年に1回しかやらないって自分らで決めてるから、また4年後来るんだよね。その時に、みんな来てくれる？　ホントか？

（大歓声）



IKE：あのさ、みんながそういう声をくれると、俺もちょっと調子に乗っちゃうっていうかさ。この1年かけて、もう一度、上を目指してみようと思います。ずっとメンバーにもスタッフにも何も話せませんでした。夢や希望が自分の中にあるわけじゃなかったから。だけど、ある時、メンバーと一回話したんだよね。俺、あそこのステージでSPYAIRとしてライブがやりたいって言ってみたの。相談したよ、ちゃんと（笑）。そしたらメンバーが「いいじゃん！」って言ってくれたんだよね。今から俺が言うことは、メンバー以外には話してません。でも、メンバーに話したからOKでしょ？　この『DYNAMITE』というイベント、4年後にまた開催したいと思います。……東京ドームで。

（客席から歓声があがる）

IKE：みんなどうかな？　SPYAIRってさ、俺らだけでSPYAIRじゃないんだよね。みんなにも聞いてみたいんだよ。俺たちSPYAIRは、東京ドームでやれると思いますか？

（大歓声と拍手）

IKE：ありがとう。4年間、東京ドームというとてもでかい場所をこのバンドで目指しながら、背負って、何としてでも夢や希望が詰まったあの素敵な場所に、ここにいるすべての人と向かっていきたいと思います。4年後、長いぞ。みんな、4年後、東京ドームに来てくれますか？

（大きな拍手）

IKE：よし、これで1万人だ。数の勝負じゃねーけど、どうせなら、いっぱい、目いっぱい埋めて、良いライブやって、このバンドをもっとカッコよくしていきたいと思います！　たくさんの人がこのバンドに協力してくれました。とても感謝しています。やっぱり俺たちが夢や希望を発信して、みんなにパワーを送り続けたいと思います。これからもよろしくお願いします！　4年間忘れないようにするから、みんなも忘れないようにしてください。今日は本当にどもありがとう。最後の曲です。一緒に、これから、素敵な景色を見ようね。「虹」。




アンコール最後、「SINGING」のイントロに乗せて、IKEがラストメッセージを放った。

IKE：2015年、復帰して、ライブしたり、CD出したり、いろいろありました。人生の中で、とても濃い1年だったと思います。これからも、こういったライブ活動とか、音源を作ってみんなに届けることとか、そういうことに一生懸命な自分でありたいと思います。そういうメンバーだし、俺らはこれしかできないから。こういった形で、みんなにこれからも何かしらのパワーを送り続けるから、これからも俺らの音に触れてください。たくさん曲聞いてください。明日の力に変えていってください。よければ、これからもこうやって、一緒にライブやってください。よろしくお願いします！　今日は本当にどうもありがとう！　ラストソング、「SINGING」。

「SINGING」の大合唱で、この日のライブは幕を閉じた。今思い返しても鳥肌の立つような、素晴らしいライブ、SPYAIRの宣戦布告だった。

≪セットリスト≫
1. LIAR
2. ファイアスターター
3. ジャパニケーション
4. ROCKIN' OUT
5. Last Moment
6. Naked
7. My World
8. サクラミツツキ
9. BEAUTIFUL DAYS
10. Winding Road
11. My Friend
12. JUST ONE LIFE
13. WENDY ～It's You～
14. EZ Going（※正しくは末尾に音符マークが入ります）
15. GLORY
16. 雨上がりに咲く花
17. 感情ディスコード
18. 0 GAME
19. NO-ID feat. JASMINE
20. 現状ディストラクション
21. アイム・ア・ビリーバー
22. サムライハート（Some Like It Hot!!）
23. 虹
＜アンコール＞
1. イマジネーション
2. SINGING

≪リリース情報≫
Live DVD
『JUST LIKE THIS 2015』
2016.01.13リリース
※単独1万人野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』がDVD化

【初回生産限定盤】2DVD
AIBL-9329～30 / ￥6,300（税抜）
※豪華ジャケット仕様 / 特典DVD付き
【通常盤】DVD
AIBL-9331 / ￥4,800（税抜）

≪ツアー情報≫
【SPYAIR TOUR 2016 『4 -for-』】　
2016年1月16日（土）東京・府中の森芸術劇場（どりーむホール）
2016年1月17日（日）東京・府中の森芸術劇場（どりーむホール）
2016年1月23日（土）北海道・札幌ニトリ文化ホール
2016年1月30日（土）宮城・仙台イズミティ21
2016年2月5日（金）福岡・福岡サンパレス
2016年2月7日（日）新潟・新潟テルサ
2016年2月11日（木・祝）香川・サンポートホール高松
2016年2月13日（土）広島・広島上野学園ホール
2016年2月17日（水）神奈川・神奈川県民ホール大ホール
2016年2月21日（日）愛知・アイプラザ豊橋
2016年2月23日（火）兵庫・神戸国際会館こくさいホール
2016年3月1日（火）愛知・名古屋センチュリーホール　※追加公演
2016年3月3日（木）大阪・フェスティバルホール　※追加公演
2016年3月10日（木）東京・NHKホール　※追加公演

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