では、印鑑はどうでしょう? 例えば、こんなやつ。

あらぁ~おいしそう! これ、食品サンプルの技術を活かした印鑑カバーなんです。

グリンアスパラのベーコン巻き印鑑カバーの発売と同時に、多くのご注文を頂きました。15日から発送となります。
— 食品サンプルのながお食研 (@nagaosample) 2016年2月14日
そのため追加生産を行っています
食品サンプルのながお食研 pic.twitter.com/jkaNJkRN2u
それにしても、なぜアスパラベーコンを印鑑カバーにしたのか? 製作した、食品サンプルメーカー「ながお食研」に話を聞きました。
「一般の方々に向けて、以前より全国のデパートで開催される展示会等でミニチュアの食品サンプルを発売していました。その流れで『もっと変わったものを手に取ってもらいたい!』と、食品サンプルを活かしたこのようなアイテムを3~4年前から製作し始めたんです」(同社・長尾文美代表)
“おいしそうなしおり”や“おいしそうなUSB”、“おいしそうな耳かき”まで……
「もっと変わったものを」という思いで一番最初に商品化されたのは、この『海老フライ印鑑カバー』(税込2,700円)だったそう。


このような商品を、同社では“使える食品サンプル”と名付けています。どう“使える”のか? どうやら、印鑑カバーのみではないみたいです。例えば、こちらはしおりです。商品名は『鮭のしおり』(税込1,512円)。

これは、『桜もちUSB(16GB)』(税込3,996円)。

『みたらし団子耳かき』(税込1,404円)もあるし、


『たこ焼きメモスタンド』(税込1,620円)なんてのもある。

他にも、食品サンプルを使ったボールペンや時計まで製作している模様。たしかに、“使える食品サンプル”だわ……。
「今後、種類が増えていくかはわかりません。“使える食品サンプル”がメインの業務ではないので、気分によるんです(笑)」(長尾代表)
要するに、レパートリーが増えるかどうかはその時のテンションによります。
「ただ皆様を飽きさせないように、新しく出す物はドンドン内容を変えていかなければとは思っています。同じような物ばかりだと、お客さんはつまらないでしょうしね」(長尾代表)
三角コーナーにある生ごみまでサンプル化!
では、職人さんご本人に聞きたい。今まで作った商品の中、ご自身で最も面白いと思われる物って何ですか?
「う~ん、全部面白いと思ってるからなぁ。例えばこの前、三角コーナーにあるゴミをサンプルにしてみたんですけど、それが売れるかどうか……」(長尾代表)
何を、サンプルにしてるんですか……。
ちなみにお客さんからのリアクションが大きかったのは、冒頭に紹介した『アスパラベーコンの印鑑カバー』(税込2,700円)。
「2月12日にTwitterで紹介するとかなり皆様に反応していただき、それにつられて海老フライ印鑑カバーも売れているという現状です」(長尾代表)
たしかに、『アスパラベーコンの印鑑カバー』が初お目見えした2月12日のツイートは6342RT(2月28日PM13:00現在)もされてる!
「ながお食研」のTwitterアカウントに注目
それにしても、日々更新され続けている同社のTwitterアカウントが楽しすぎます。
最近、電話で通販の要望がある豚カツ。電話での注文を頂いている。 pic.twitter.com/nnjD2nrsvo
2016年1月18日
今日の、食品サンプルは切り身魚の粕漬け
2016年2月19日
こちらのは、美味しいですよ。 pic.twitter.com/KhWXK2Hv3z
今日で、池袋東武百貨店の食品サンプルの展示即売も五時で終了いたします。16日間にわたり有り難うございました。
2016年1月11日
工房では受注の仕事を始めます。 pic.twitter.com/HXmJ1H3nUc
どうにも食べたくなってしまいますが、食べちゃダメ。食品サンプルであり、印鑑カバーであり、USBだったりもします。
(寺西ジャジューカ)