日本のど真ん中「岐阜県」。県内の人気観光エリア高山市は、町全体でグルメを一日中堪能できる場所だ。
高山ラーメンや行列ができる飛騨牛にぎり寿司、ジューシーな飛騨牛バーガーなどもあるが、中でもぜひ食べておきたいものが「漬物ステーキ」だ。
「漬物とステーキがドッキング？」「ステーキに漬物がついてるのか？」「ステーキを何かに漬けたの？」などと、漬物ステーキという名前だけ聞いてもイメージがつきにくいかもしれない。こちらは「漬物をステーキにしたもの」が正解だ。
寒さの厳しい飛騨・高山地方では凍り付いた漬物を囲炉裏で温めて食べる習慣がある。それを卵とじにしたものが「漬物ステーキ」だ。ウマイと評判の食べ物である。
観光地として成功している「飛騨高山」はどんなところ？
岐阜県にある高山市。高速バスでも東京から1本なので、日帰りで行くこともできるのだ。
高山市商工観光部調べによると、飛騨高山地方は官民一体となった取り組みにより、年々観光客が増加している。伝統ある街並みも大変人気があり、平日でもたくさんの観光客でにぎわう。歩いていると日常では出会わないものを沢山発見できる。なぜかオブジェがあちらこちらにあったり、コンビニがスタイリッシュでおしゃれだったりする。
漬物ステーキはどこで食べられるのか
漬物ステーキは、飛騨高山地方の定番メニューで居酒屋へ行くと食べられることが多い。ただ、どこにでも置いていることはなく、数多飲食店がある高山駅周辺でも、10店舗前後のみの提供となっている。
近隣の駅でも提供店舗は多くはない。夜だけ提供のお店もある。
漬物ステーキを高山に食べに行くのであれば、事前の調査がマストだ。
漬物屋の姉妹店の本場「漬物ステーキ」とは
ラーメンやお酒など専門店が軒を連ねるなか、高山の郷土料理がまるっと味わえるのが「京や」だ。真向いにある漬物店の姉妹店でもある。
漬物屋の漬物ステーキとはいかに。
早速、漬物ステーキ（550円税別）を注文。
見た目は野菜たっぷりの卵とじで、ふわっふわ卵が気になる彩りだ。
一口食べると卵のふわっとした食感が、酸味のあるほんのりしゃきっと感が残る白菜を包み込んでいる。七味をかけると、また違ったウマさが生まれる。
漬物のしょっぱさと酸味、そして野菜のやわ甘さが、後引くうまさだ。白米にもお酒にも合う一品だった。
（松岡佑季）
