アニメ序盤では心優しい反面、ネガティブ思考で空気も読めない少年だった。
自宅が燃えてからは、他人に対して毒舌や皮肉を吐くようになる。その一方でなんだかんだで他人のいいところも見ており、サラッと褒めて相手を喜ばせることもある。
そんな永沢の中学時代を描いたイッキコミックスの『永沢君』。主な登場人物は永沢、藤木、小杉の3人。まるこやたまちゃんは出てこない(まる子のみ回想シーンで登場)。
イケメンに憧れ、鏡の前で笑顔の練習をしてみたり、不良に憧れ、パーマをかけてみたり。これが永沢の思春期である。
話の間のページには、永沢の下敷きの作り方や視力も明らかにされており、作者への一問一答の特集も組まれている(『永沢君』で心温まる話は? 永沢くんについてどう思うか? など)。

藤木曰く、「人の物を盗んだりしないところ」が永沢くんのいいところ
卑怯は役に立つ、卑怯者はスパイになれる、愚鈍になるくらいなら死ぬまで卑怯に生きる、などという卑怯哲学を披露した藤木は「ラジオ君こんばんは」というラジオ番組でネタハガキを4回も読まれるようになる。ペンネームはキジフ・ゲルーシ。
キジフめ……
今度は、オレが読まれる番さ……
キジフの快進撃を阻止するため、一人の男が静かに闘志を燃やしていた。その名はキンタマネギ男。勝負となったお題は「ウンコを利用しよう」のコーナー。キンタマネギ男は「ウンコを乾燥させて乾燥イモのかわりに食べる」、「ウンコを絵の具にして絵をかく」の2つのネタをこしらえて投稿。本人も認める自信作。