生後11か月でCMデビューしたドリュー・バリモアは4歳で映画デビュー。彼女を世界的に有名にしたのは7歳の時に出演したスティーブン・スピルバーグ監督作『E.T.』(1982)。
愛嬌たっぷりで可愛い少女だったドリューだが、この後の人生はすさまじかった!

荒れに荒れた転落人生 そして母親との確執も


10代だけでなく、20代まで転落人生を過ごした。ドリューは人気子役として名前も顔も知られる存在になると、普通に学校に通えなくなった。学校へ行ってもイジメにあい、ドロップアウトした彼女は、まったく学ばず、遊ぶことだけで日々を過ごす。
飲酒や喫煙は9歳から、10歳でドラッグにも手を出して、リハビリ施設を出たり入ったりし、14歳で自殺未遂をしている。しかし自分の失敗の原因は、育児放棄をして幼いときから彼女を働かせてきた母親だと思ったドリューは15歳のときに母から自立。そのときから、ドリューの人生は前向きに変わっていく。

女優道を邁進したドリュー・バリモア


男性関係は派手だし、破天荒な振る舞いは数々あったけれど、薬物やアルコールはやらなくなり、映画のオーディションを必死で受けていた。92年『ボディヒート』から映画ファンの間では「ドリュー復活」と言われ、次々と出演作を増やしていく。
90年代で彼女が出演したテレビ&映画は19作。出演を重ねていくと、徐々に人気監督の映画に呼ばれるようになる。そして『ウェディング・シンガー』『25年目のキス』などヒット作を繰り出すようになり、自身の映画製作会社を興すまでに至った。

自分の道は自分で切り開く


ロクな教育を受けられなかったドリューが成功したのは、おそらく母からの自立から、人生は自分で切り開かなければいけないということを悟ったからではないだろうか。自分でやらなくちゃと思ったことから彼女の人生は再スタートしたのだ。
最近3度目の離婚をし、あいかわらず男運は悪いようだが、娘二人の母でもあるドリュー。
地に足のついた彼女は、彼女の母のような子育てをすることは決してないだろう。
(れおなるど)

※イメージ画像はamazonよりE.T. [Blu-ray]
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