モーニング娘。の特別ユニット「ポッキーガールズ」「ビーナスムース」


2002年夏、当時のモーニング娘。
のメンバー13人を2組に分けた、「ポッキーガールズ」「ビーナスムース」という期間限定のユニットがあった。
「ポッキーガールズ」は江崎グリコ「ポッキー」のCMに、「ビーナスムース」は「ムースポッキー」のCMに出演。

ポッキーガールズには明るく元気なキャラクターが選ばれ、安倍なつみ、保田圭、石川梨華、辻希美、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙という9人のメンバーで構成される。高橋、紺野、小川、新垣という、モーニング娘。5期メンバーが全員入っていたことも特徴的だ。
ビーナスムースは、飯田圭織、矢口真里、後藤真希、吉澤ひとみという、大人っぽくエレガントな4人組。後藤真希は、CM放送期間である2002年9月にモーニング娘。を卒業したため、後期のCM には出演していない。ちなみに、このとき後藤は16歳。まだ高校生ほどの年齢とは思えない大人の落ち着きと色気を感じさせる。

モーニング娘。が歌うCMソングもレア!?


このCM放送中には、対象の「ポッキー」「プリッツ」を買い、箱の内部に記載されている番号をキャンペーンサイトに打ち込んで抽選に当選すると、このユニットの限定CDが当たるというキャンペーンもおこなわれていた。

CMソングは、「YES! POCKY GIRLS」(ポッキーガールズ)と「女神〜Mousseな優しさ〜」(ビーナスムース)の2曲。この2曲は、モーニング娘。のアルバム『No.5』にロングバージョンが、ハロー!プロジェクトのコンピレーションアルバム『プッチベスト3』にショートバージョンが収録されている。
実は「女神〜Mousseな優しさ〜」の2番はCM収録の後にレコーディングされたため、後藤真希のパートがない。

お菓子のおまけも豪華だった!


「ポッキーCMメモリアルシール」という、CMの場面やオフショットなどがシールになっているものが「ポッキー」「メンズポッキー」についていたときもあった。メンバーごとのソロ写真などもあり、ファンには嬉しい豪華なおまけ。
また、「娘。ポッキー」という、モーニング娘。と江崎グリコが共同開発した限定ポッキーがプレゼントの景品になったことも。これは矢口真里考案のチョコバナナ味で、メンバーの描いたイラストがパッケージになっているという、かなりのレア物。

残念ながら、「ムースポッキー」「メンズポッキー」は現在販売していない模様。食感も味も、他の商品にはないおいしさだっただけに、もう手に入らないのは淋しい。

ちなみに最近は、スマホサイズの「ハンディポッキー」なるものが新発売されているようだ。時代に合った商品を次々と開発している「ポッキー」シリーズ。ポッキーの歴史は日本の歴史! と言っても過言ではないかも!?
(空町餡子)

CM NOW 2001年3.4月号 VOL.89 [表紙:モーニング娘。] [特集]読者の選ぶ2000年CM大賞 モーニング娘。 田中麗奈 [雑誌] (CM NOW)
編集部おすすめ