”世界のホームラン王”王貞治。監督としての実績も知られており、歴代8位となる1315勝を記録している。
また、現在ではソフトバンクホークスの球団会長として辣腕をふるっている王。

王貞治と妻の出会い


さて、そんな王であるが過去に恭子さんという女性と結婚していた。恭子さんとはプロ1年目に巨人の練習場があった多摩川グランドで知り合い、交際を開始。その6年後の1966年に結婚した。
結婚後、妻が表舞台に出ることはほとんどなく、王が世界新記録となる756号を放った時もマスコミの前に登場することはなかったほど。そんな妻とは三女をもうけた。

しかし、2001年に57歳の若さで恭子さんは他界。
そして死去後、こんな事件が起きてしまう。

王貞治夫人の遺骨が盗まれた事件


2001年に亡くなってしまった恭子さんの遺骨は、目黒にある寺に埋葬され、安らかに眠りつづけるはずであった。しかし、亡くなった翌年の2002年12月、埋葬されていた墓から遺骨が骨壺ごと盗まれていたのだ。

そして福岡ダイエーホークスが日本一となった2003年、球団事務所に「遺骨を返して欲しければ現金を払え」という脅迫電話が男からかかってきたという。
球団は男の要求を拒否し、王自身も「遺骨を返してほしい。うちにとってかけがえのないもの」と悲痛な表情で訴えたものの、「心の中で(妻は)生きている」と語った。

犯人はいまだ見つからず……


事件から15年ほどが経過した今でも、犯人が逮捕されたいう情報がなく、真相は闇の中となってしまっている。
しかし先述の王の言葉通り、遺骨は見つからずとも、心の中で生き続けているという事実は間違いないだろう。

世界のBIG1 王貞治メモリアルDVD