一般的に転職フェアといえば、「各企業のブースがあり、スーツ姿の人事担当者が会社のビジョンや求める人材について話す」といった光景を思い浮かべるでしょう。
しかし、今回のイベントは「転職仮面舞踏会」。
主催者は株式会社LIG。おもしろコンテンツの「LIGブログ」が有名ですが、IT/Web業界に特化した転職サービス「Poole」を運営しており、今回はそのオフラインイベントです。
そもそも、なぜこんな転職イベントを企画したのでしょうか? 運営責任者Pooleの塚本さんによると以下のような理由からだそう。
「ふだんIT/Web業界で働くみなさんだからこそ、インターネットの世界観に近づけた状態で、なんでも発言できたり聞いたりできる無礼講なイベントがあってもいいんじゃないか、と。転職って、人生を左右する大切な選択。聞きたいことが聞けないなんておかしいじゃないですか」
なるほど、そこから“仮面舞踏会”に飛躍するのがLIGさんらしいですね。
会場に到着すると、さっそく仮面をつけた受付の方が迎えてくれました。
オシャレなカフェバーで仮面舞踏会にふさわしい雰囲気です。
仮面は色分けされており、それぞれ希望する職種で選びます。
参加者は事前に「Poole」に登録しIDを取得。気になる企業があった場合、自分のIDを記載したカードを渡します。「もっとお話したい、気になった」という企業からは、企業名の記載されたカードを渡されるというシステムです。
出展企業は計8社。一風変わった転職イベントに参加するのは、どんな企業なのでしょうか? 少しお話を聞いてみました。
株式会社ITプロパートナーズ
「僕らはベンチャーなので、こういうイベントに来るようなトガった人を求めています」
サムライト株式会社 。
オオウンドメディア支援などを行っている会社です。その中に一名、マスク(仮面)はマスクでも、ガスマスクをつけた方がいました。それは自前なのでしょうか?
「はい、なんとなく前から欲しいなと思ってて。このイベントをきっかけに買っちゃいました」とのこと。気合いが入っていますね!
株式会社LIG
本イベントの主催者ですが、リクルーターとしても参加していました。
イベントは夜7時スタート。90分ごとの2部制です。はじめてのイベントということもあり、「どこまで話していいんだろう?」と若干とまどう声もありましたが、時間がたつとみなさん慣れてきている様子。スタッフの方が企業担当者と求職者を引き合わせ、絶妙なエスコートを見せていました。
途中、参加者に少し話をきいてみました。
「仮面(ガスマスク)を つけてると、若干アタマが締めつけられる感が(苦笑)。でも楽しいですね」
「なんとなく面白そうだな、と思って参加しました。実際に働いている方の、生の声が聞けるのがいいですね」
企業の方に、どんな人を求めているか聞いてみました。
「気が合いそうな人に来てほしいです。上司に会わせたいな、と思える人がいい。せっかくこういうイベントなので、人柄重視ですね」
「子どもがかわいいとか、恋愛失敗したとか、パーソナルな話を聞いています。お互いイイなと思ったらまた会いましょう、みたいな感じですかね」
企業担当者「ヘルスケア関係の事業をやっています。人生に寄与するプロダクトを提供しているので、社会貢献性とかビジョンについて説明しました。先ほどお話した方はすごく共感してくれて、嬉しかったですね」
求職者「仮面をつけているから、ざっくばらんに話せていいですね。残業とか昇給制度とか、普通の一次面接では聞けないような話も聞けました」
イベント終了後、各出展企業の方に全体の感想を聞いてみました。
「けっきょく仮面をしていても伝わるものは伝わるんだな、っていうのが発見でしたね。あと、女性がちょっとエロく見えるっていうのも良かった(笑)」
「なんかドキドキしましたね。名刺交換から始まらない、っていうのが違和感あったけど、後半からは慣れてきました。適度なユルさがよかったですね。あと『仮面似合いますね』っていっぱい言われたので嬉しかったです(笑)」
株式会社Loco Partners
https://poole-job.jp/companies/loco-partners
「お互い何者か分からない状態で話を進めるっていうのが、一番面白かったですね。その人のキャラクターが先にとびこんでくるというか。普通の転職イベントだと、どうしてもスペックとかスキルみたいな話になりがちだけど、今日はそういうのはNGな雰囲気だったので。自分もキャラクターをさらけ出していかないと、っていう気になりましたね」
企業と求職者、参加者同士がガッチリ握手する場面もありました。良い話し合いができたのでしょうか。
シールを貼って答える来場者へのアンケートも。結果には「一回で充分だった」、「二度と来たくない」という選択肢も。シールが貼られていますが、上から×印が書かれています。
スタッフ「やっぱり『二度と来たくない』には貼りづらいだろうと思って、最初に全部3枚ずつ貼っておいたんですよ」
なるほど。こういう細かい気づかいに企業の姿勢が垣間見えるというものです。
最後に出展企業のみなさんで記念撮影。
仮面をつけて転職の話をするという、はたから見ると異様な光景ではありましたが、皆さんいたって真剣にお話されていました。LIGさん、またオモシロ転職イベントを期待してます!
しかし、今回のイベントは「転職仮面舞踏会」。
求職者も企業もお互い仮面をつけて、素性を明かさずに行う転職フェアです。名刺交換も原則禁止!

LIG 転職仮面舞踏会HPより
主催者は株式会社LIG。おもしろコンテンツの「LIGブログ」が有名ですが、IT/Web業界に特化した転職サービス「Poole」を運営しており、今回はそのオフラインイベントです。

LIG 転職仮面舞踏会HPより
転職はもっと無礼講でいい。素性を隠した「仮面転職フェア」を開催します!
LIGプレス
そもそも、なぜこんな転職イベントを企画したのでしょうか? 運営責任者Pooleの塚本さんによると以下のような理由からだそう。
「ふだんIT/Web業界で働くみなさんだからこそ、インターネットの世界観に近づけた状態で、なんでも発言できたり聞いたりできる無礼講なイベントがあってもいいんじゃないか、と。転職って、人生を左右する大切な選択。聞きたいことが聞けないなんておかしいじゃないですか」
なるほど、そこから“仮面舞踏会”に飛躍するのがLIGさんらしいですね。

エンジニアは青、デザイナーは赤……。仮面の色は職種別でセレクト
会場に到着すると、さっそく仮面をつけた受付の方が迎えてくれました。

オシャレなカフェバーで仮面舞踏会にふさわしい雰囲気です。


仮面は色分けされており、それぞれ希望する職種で選びます。
企業側はさらにカードホルダーを下げ、求める人材のジャンルで色分けされています。

参加者は事前に「Poole」に登録しIDを取得。気になる企業があった場合、自分のIDを記載したカードを渡します。「もっとお話したい、気になった」という企業からは、企業名の記載されたカードを渡されるというシステムです。
ガスマスク姿の人も! さすがベンチャー企業?
出展企業は計8社。一風変わった転職イベントに参加するのは、どんな企業なのでしょうか? 少しお話を聞いてみました。

株式会社ITプロパートナーズ
https://poole-job.jp/companies/itpropartners
「僕らはベンチャーなので、こういうイベントに来るようなトガった人を求めています」

サムライト株式会社 。
https://poole-job.jp/companies/somewrite
オオウンドメディア支援などを行っている会社です。その中に一名、マスク(仮面)はマスクでも、ガスマスクをつけた方がいました。それは自前なのでしょうか?

「はい、なんとなく前から欲しいなと思ってて。このイベントをきっかけに買っちゃいました」とのこと。気合いが入っていますね!

株式会社LIG
https://poole-job.jp/companies/lig
本イベントの主催者ですが、リクルーターとしても参加していました。

仮面をつければなんでも聞けちゃう?
イベントは夜7時スタート。90分ごとの2部制です。はじめてのイベントということもあり、「どこまで話していいんだろう?」と若干とまどう声もありましたが、時間がたつとみなさん慣れてきている様子。スタッフの方が企業担当者と求職者を引き合わせ、絶妙なエスコートを見せていました。

途中、参加者に少し話をきいてみました。
「仮面(ガスマスク)を つけてると、若干アタマが締めつけられる感が(苦笑)。でも楽しいですね」
「なんとなく面白そうだな、と思って参加しました。実際に働いている方の、生の声が聞けるのがいいですね」

企業の方に、どんな人を求めているか聞いてみました。
「気が合いそうな人に来てほしいです。上司に会わせたいな、と思える人がいい。せっかくこういうイベントなので、人柄重視ですね」
「子どもがかわいいとか、恋愛失敗したとか、パーソナルな話を聞いています。お互いイイなと思ったらまた会いましょう、みたいな感じですかね」


企業担当者「ヘルスケア関係の事業をやっています。人生に寄与するプロダクトを提供しているので、社会貢献性とかビジョンについて説明しました。先ほどお話した方はすごく共感してくれて、嬉しかったですね」
求職者「仮面をつけているから、ざっくばらんに話せていいですね。残業とか昇給制度とか、普通の一次面接では聞けないような話も聞けました」

仮面をつけた女性はエロく見える…。
イベント終了後、各出展企業の方に全体の感想を聞いてみました。
「けっきょく仮面をしていても伝わるものは伝わるんだな、っていうのが発見でしたね。あと、女性がちょっとエロく見えるっていうのも良かった(笑)」
「なんかドキドキしましたね。名刺交換から始まらない、っていうのが違和感あったけど、後半からは慣れてきました。適度なユルさがよかったですね。あと『仮面似合いますね』っていっぱい言われたので嬉しかったです(笑)」

株式会社Loco Partners
https://poole-job.jp/companies/loco-partners
「お互い何者か分からない状態で話を進めるっていうのが、一番面白かったですね。その人のキャラクターが先にとびこんでくるというか。普通の転職イベントだと、どうしてもスペックとかスキルみたいな話になりがちだけど、今日はそういうのはNGな雰囲気だったので。自分もキャラクターをさらけ出していかないと、っていう気になりましたね」
企業と求職者、参加者同士がガッチリ握手する場面もありました。良い話し合いができたのでしょうか。


シールを貼って答える来場者へのアンケートも。結果には「一回で充分だった」、「二度と来たくない」という選択肢も。シールが貼られていますが、上から×印が書かれています。
これは何なのでしょうか?
スタッフ「やっぱり『二度と来たくない』には貼りづらいだろうと思って、最初に全部3枚ずつ貼っておいたんですよ」
なるほど。こういう細かい気づかいに企業の姿勢が垣間見えるというものです。

最後に出展企業のみなさんで記念撮影。
仮面をつけて転職の話をするという、はたから見ると異様な光景ではありましたが、皆さんいたって真剣にお話されていました。LIGさん、またオモシロ転職イベントを期待してます!

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