米大統領選ではヒラリー有利が伝えられていたが、蓋を空けてみればまさかのトランプ氏当選となった。
ところで今回敗れてしまったヒラリーといえば、クリントン元大統領の妻としてもよく知られている。
そんなクリントン元大統領が大統領在任中に起こした騒動といえば、モニカ・ルインスキーとの不倫騒動だ。

大統領の不倫相手はホワイトハウス実習生


1998年9月12日、独立検察官の捜査報告書の公表により、クリントン大統領(当時)のスキャンダルが浮上した。報告書の内容は、ホワイトハウス実習生のモニカ・ルインスキー(当時24歳)との性的関係を記したもの。
ところで、捜査報告書の作成に至った経緯はというと、クリントン大統領がルインスキー氏との性的関係を否定したことに起因する。

別件のセクハラ容疑で公判中だったクリントン


クリントン大統領は当時、別件のセクハラ容疑で公判中であり、ルインスキーとのことも裁判で明るみに出れば、自身の立場はさらに不利になる。そのため、クリントンはルインスキーに自身との関係のことを言うなと伝えていたという。
そこで、ルインスキーは同僚に電話で相談を持ちかけたが、その同僚がこの時の電話内容を公表したために、捜査の手が及ぶことになったのだ。こうしてクリントンとモニカの生々しい関係が明らかとなった。

オーバル・オフィスでオーラルセックス


なかでも目玉といわれたのが、オーバル・オフィスでのオーラルセックスだ。捜査報告書には、「オーバル・オフィスに隣接した書斎でオーラルセックスに耽り、オーバル・オフィスに常備していた葉巻を持ち込み楽しんだ」と記載されるほか、関係者曰く「オーバル・オフィスで議員に電話をしながら、性行為をしていた」などの証言も飛び交った。

「不適切な関係」を認めたクリントン


その後、ルインスキーが精液がついたドレスの存在を明らかにしたため、クリントンはDNA鑑定を受けることになった。
鑑定の結果、「精液が別人のものである確率は欧米人で7兆8700万人に1人」という結果が出たため、クリントンは「不適切な関係」であることを認めたのである。ちなみに、この「不適切な関係」は当時、流行語になった。

さて、当時のヒラリー夫人とはいうと、クリントン大統領の不倫告白後も公の場で「ビル」と笑顔で呼びかけるなど、何事もなかったように、淡々と日程をこなしていたという。とはいえ、ヒラリー夫人の友人や元側近には、「夫を弁護するための演説はしないと吐露していた」とも。

公の場では何事もなかったように振る舞っていても、内心ははらわたが煮えくりかえるような想いであったことは間違いないだろう。
(ぶざりあんがんこ)

※イメージ画像はamazonよりMy Life
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