90s

古田敦也「幻に終わった“日本ハム古田”」 ヤクルトで「平成最強捕手」へ

古田指名を見送った理由は?


そしてドラフト後、各球団が古田指名を見送った理由が聞こえて来るようになる。「メガネをかけているから」と。つまり全球団が、当時の野球界では珍しいメガネをかけた捕手を敬遠したわけだ。このメガネ問題は、トヨタ自動車でアマ球界No.1捕手に成長した2年後のドラフトでも尾を引くことになる。

ヤクルトの片岡宏雄スカウトが古田指名を進言すると、野村監督は「メガネのキャッチャーはいらん。大学出の日本代表と言っても所詮アマチュア。それなら元気のいい高校生捕手を獲ってくれ。わしが育てる」と拒否。結局、ノムさんとぶつかりながらも無事2位指名を果たすわけだが、片岡は自著の中で野村監督をこう皮肉っている。
『眼鏡のキャッチャーはいらない、と言ったはずが、今では「古田はわしが育てた愛弟子」にすり替わっている』

プロ野球史上最高の通算盗塁阻止率.462、打撃では通算2097安打を放った背番号27。なお同時代に阪神で正捕手を勤めていた矢野輝弘は、そんな古田のぶっちぎりで凄いところとして「キャッチング技術」を挙げている。
古田敦也、22歳の屈辱。あの時、プロ野球界から無視された「メガネの捕手」は、球史に名を残す「平成最強捕手」として今後も語り継がれていくことだろう。
(死亡遊戯)


(参考文献)
古田の様(金子達仁著/扶桑社)
プロ野球 スカウトの眼はすべて「節穴」である (片岡宏雄/双葉新書)
週刊プロ野球セ・パ誕生60年 1997年(ベースボール・マガジン社)

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