動物占いは、日本で生みだされた性格判断のようなもの。
もとを辿るとこの動物占いは、東洋の「陰陽五行思想」を基とした四柱推命からつくられたものらしい。東洋の思想を生年月日から簡単にあてはめて、自分自身の性格や人間関係などを知る手がかりとするために作られた占いで、性格判断や相性診断ができるという。
90年代にブームとなった「動物占い」とは?
90年代当時の「動物占い」は、12種類の動物と4つのグループに分けられていた。
「虎、狼、猿、子守熊の地球グループ」
「ペガサス、ゾウ、チータ、ライオンの太陽グループ」
「ひつじ、黒豹の満月グループ」
「こじか、たぬきの新月グループ」
以上4つの大きなグループで動物を分けて、それぞれの本質をタイプ別に占うといった形だ。これが当初からかなり的を射た診断だと評判になり、雑誌や書籍、携帯占いなどにも派生して、老若男女誰でも必ず一度は自分の動物タイプを占っていたのでは、というほどに流行っていた。
ちなみにブーム初期の頃は、占いに使用される動物キャラクターのデザインを、「いまどきのこども」で知名度のあった、漫画家の玖保キリコが担当していたが、今ではキャラクターも変更されている。
今も進化を続ける動物占い
実は、この動物占いは現在でもさらに進化している。自分の生年月日で診断するのは変わらないが、イエローのチータ、グリーンのたぬき、ゴールドのペガサス、レッドの狼……といった具合いに、今までの12種類の動物にカラーを足した診断が加えられてさらに細分化され、なんと60種類のキャラクターカラーで占う。それも以前の動物占い同様に的中するとの噂。
ちなみに今年の流行語の元となったベッキー&ゲス川谷の動物占いはというと、ベッキーは情熱を秘める個人主義のブラックの狼、川谷はロマンチスト志向のブルーのひつじのよう……。相性はともかく、なんとなく遠からずというか、うなずける感じがする。
年末年始のこの時期にもう一度、自分自身のキャラクターを見つけて占ってみるのもいいかも!?
(空町餡子)