マライヤの大ヒット曲『All I want for Christmas is you(恋人たちのクリスマス)』は、毎年クリスマスの時期には街で耳にするクリスマスソングの定番。山口智子主演、鎌田敏夫脚本のドラマ『29歳のクリスマス(フジテレビ系)』の主題歌にも起用され、日本だけでも200万枚を超えるセールスを記録した。


世界で1億6千万枚という驚異のセールス、ブラックミュージックを基盤とする7オクターヴの音域、その歌唱力は誰もが認めるところだが、スキャンダルやゴシップも絶えない。
昨年2016年は、自身のドキュメンタリー番組『マライアワールド』の放映開始に、コラボコスメの発売、そして、大富豪との婚約破棄、ダンサーとの熱愛など、公私共にニュースが絶えなかった。

2度の離婚と3度目の結婚?


結婚歴は2回。1993年にソニー・ミュージックの元CEOで20歳年上のトミー・モトーラと結婚。ファッションからメイク、ダイエットなど細かく口を出し、探偵を雇って尾行や盗聴するなどトミーのモラハラが原因で別居から離婚へ。
2008年に俳優兼ラッパーのニック・キャノンと再婚し、男女の双子を出産、おしどり夫婦として知られたが、ニックの浮気などが原因で2014年に離婚している。

そんなマライヤも46歳だが、女性としての魅力も円熟味を増している。
今年1月、オーストラリアの大富豪、ジェームズ・パッカーとの婚約が伝えられた。ジェームスは、有名テレビ局やメディア会社、カジノチェーンを経営し、ハリウッド映画製作も手掛けるメディア王、そしてカジノ王。知りあって半年のスピード婚約。マライヤに、推定9億円~12億円の35カラットのダイヤモンドのエンゲージリングを贈ったことも伝えられた。

大富豪と婚約解消 失意のマライア・キャリー


2017年3月にボラボラ島での結婚式が予定されていたマライヤだが、突然婚約を解消された。理由は、ジェームスの意に沿わない形で私生活を公開しようとしたこと、ジェームスの家族との関係がうまくいっていなかったこと、マライヤの浪費癖などが原因と言われている。(マライヤは浪費癖を否定)。
そして、ギリシャへのバケーション先で大喧嘩をして以来、二人は会うことがなく破局が噂されていた。

その後、「ジェームズは精神的な問題を抱え、マライアにとって耐えがたいものだった」とマライアの関係者が語れば、「マライアは、自分に不都合なことがあると、事実を歪曲して人のせいにする癖がある」と攻撃し、泥仕合に。
失恋で心身ともにボロボロになり、パーティで泥酔する様子が伝えられてきた。約10億円の指輪は返却しなくてもいいといわれているが、「精神的なダメージをうけてコンサートを中止した」などを理由に、5000万ドル(約55億円)の慰謝料を要求している。

婚約解消から早くも新恋人と熱愛!


実は、マライヤは2001年に極度の疲労で入院している。公的には疲労だが、ラテン系歌手のルイス・ミゲルと破局して、グラスで手首を切って自殺未遂をはかったという噂があった。
恋愛に身を焦がすタイプなのだろう。今回は大丈夫なのか、と心配されたが、日系人ダンサー、ブライアン・タナカと熱愛。
ツアーでも、マライヤと絡みのあるダンスで、ジェームスを心配させていたという。ハワイでおおっぴらにいちゃついたりキスをする姿などが目撃されているほか、パーティにもツーショットで登場。

「婚約者と別れたばかりなのに…」という声も聞こえてくるが、一般人とは比べようがないパワフルな歌姫のこと、失恋で傷つくよりも、弾けるような笑顔で前向きに恋愛する姿が合っている。
(佐藤ジェニー)

※イメージ画像はamazonよりメリー・クリスマス