2019年の元旦より新元号を使用するという検討がなされていると報道され、ネット上では「システム処理間に合うのか…?」「カレンダーとか手帳とか、いろいろ被害が出そうだな…」と話題騒然だ。

法案提出は5月上旬の見通し


1月10日の産経新聞の報道によると、平成31年元日から新元号を使用するという法案提出を、今年5月に行う見通しとのこと。これにネット上では「平成も、もう終わりか…長かったような、短かったような」「2019年から新元号ってことは、東京オリンピックの時には新元号2年目ってことか」といった声が上がっている。




新元号に変わった際に起こると予想される問題の数々


「元日からの年号移行が、最も国民への影響が少ない」という政府側の配慮はあるものの、新元号への移行は少なからず生活への影響があるようだ。その1つに挙げられるのが、「カレンダー・手帳の印刷問題」だ。産経新聞の報道によると元日に新元号が発表される方向で検討しているといい、ネット上では「元日に新元号知らされたら、カレンダーとか年賀状の印刷どうするんだろう?」「最低でも半年前までに知らせないと、平成のまま印刷されるカレンダー出てくるんじゃ…」と心配の声が相次いでいる。

またシステムエンジニアやプログラマーの間でも、システム改修の必要性がもっぱらの話題として上がっている。以前、昭和から平成へ元号が変更になった時には、27時間ぶっ通しで作業を行ったという体験談もネットには投稿されている。これには「こ、心の準備が間に合いそうにない…」「せめて、せめて事前に知らせてくれー」と悲痛な声が聞こえる。

そもそも元号ってどう決めるの?


新元号を決めるには「国民の理想にふさわしい意味をもつ」「漢字2文字」「読みやすい」「以前の元号やおくり名として使用されていない」「俗用されていない」といったルールが存在するよう。ちなみに「平成」の由来は、史記の「内平外成」と書経の「地平天成」からきており、「内外、天地とも平和が達成される」という意味がある。
決定した元号は外部に漏れないように厳重に保管されるそうだ。